アスナロ(明日檜、翌檜); Thujopsis dolabrata var. dolabrata
アスナロという名前には、葉の厚いヒノキ、気高いヒノキという意味があり、漢字表記は「明日檜」、「翌檜」。由来としては、一般的に「明日はヒノキになろう」説が好まれ、人生訓にも使われます。この言葉は枕草子の一節から来ていて、「ヒノキに姿形が似ているが材がヒノキより劣る、明日はヒノキになってやろう」というような意味合いです。地域によってアスヒと呼ばれ、ヒバ、アテ などの変種もあります。
アスナロの葉はヒノキに似ていて、
庭木として植栽される例は少なく、材木としての利用が多いです。江戸時代にはヒノキ、サワラ、クロベ、コウヤマキと共に木曽五木として幕府によって厳重に保護されました。一般にヒバ材という場合、本種及びその変種であるヒノキアスナロを示します。材は良質で湿気に強く、白アリに対する耐久性もあることから、土台を始めとした建築用材、風呂桶、床柱や長押などの内装、仏像、家具、津軽塗りで知られる漆器などに使われます。ヒノキと同じ香りがあり、その分布が少ない東北地方ではヒノキと同じように扱われることもあります。
あすは
さびしさや花のあたりのあすならふ 芭蕉
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