最近の子共って怖いわーまじで

bbキャンセル君

ドン引きなんだけどぉ。まじで

私の名前は、消灯 神子徒しょうとう みこと!!

S級の魔道士であり、私も一応最強の血をひく、人間。

昔は最強と呼ばれていたけど、今は引退。

今日は、王様からダイレクトメッセージで、教育を頼む。

金は振り込んどくと来たので。仕方が無く引き受けました私です。

ガチャ

ほらこうも言っている間に、お世話の対象が来た。

「ようこそ!教育所・・・・へ?」

玄関の方を見ると、一人の女の子がぬいぐるみを持っていた。

おかしい・・・なんだこの大規模な魔力は・・・・?

彼女じゃあないよね?

ハッと気づき、すぐに防衛シールドを展開した。

ドカン

と玄関が飛ぶ。

砂煙の中現れたのは、三人の男の子悪ガキ

リーダーらしきガキが瓦礫の上に片足乗せて、笑っている。

他の2人もこちらを見下している。

女の子は慣れているのか、あまり動じていなかった。


「なんだくらわなかったの?つまんねー」

さすが最強の血をひく、ガキ共。

「手荒い挨拶だな。久しぶりに戦争する所だったよ」

バチバチと視線でバトルする。

「座れよ」

「嫌だ」

「いや」

「座る価値なし」

女の子は大人しく座った。


「はぁ・・・・じゃあ立ってろよ」

ガキ共は座る。

舌打ちする。

「なんなんだよ。お前ら。反抗期か?」

「立ちっぱ嫌だから」

「あっそ」

そう言うと二人の男の子は、瓦礫の下敷きになっていたフィギュアを取り出し

遊び始めた。

男の子だし、バトル系でやるのかと思ったら

二人は自分の魔力を流し込み、フィギュアを動かして

殺し合いとも呼べる事をしていた。

いやまぁバトルだけど!こんな過激な事は求めてねぇよ・・・・。


最終的にフィギュアは原型をとどめない形で終わり、

ガキは泣きついてきた、

「無くなった」

「死んじゃった」

「てめぇらがしたんだろ」


ブスブス

何か刃物が、足辺りを刺されている気がするんだけど

チラリ

と下を見ると

大人しそうな女の子が、ハサミの刃部分で私の足を何度も刺していた。

これが大人の力だったら、大惨事だった。

「何してんの?」

「キツツキの真似してるの」

「はぁー、サイコじゃん。てかそろそろやめてくんない?私の足さんが痛い痛いって言ってる」

「うー・・・・」

そう言って彼女はハサミを持って、去って行った。


物わかりがよくて助かるよ。


リーダー格のガキは何か絵を描いている。

「何描いてるの?」

「死体」

「頭おかしいだろ・・・・ドン引きなんだけどぉまじで」

玄関飛ばすわ、グロい絵を描いてるわ。

なんで妙にリアルなんだよ!!

見たことあんのか!?てめぇはよ!!


「えー皆さん。お互いの事をもっと知る為、喧嘩しましょう。だから表でろや」

早速構えると、ガキ共は、本性を現し

早速襲ってきた。

女の子は見ているだけだったが、

男共はしっかりと殺しに来る。


私は彼らに伸びしろを感じながらも、返り討ちにした。

倒れ込む三人を見下しながら

「これが上下関係って奴。弱者は強者の言う事を聞くのがこの世界のルール」


目を引きつらせながら、くそーと嘆く三人。

「一度も負けた事なかったのに!!」

「強い」

「・・・・」


「せっかくだ。一つ教えてやろう。強者にも二つのパターンがある。一つ目は」

指を一本立てる。

「悪の強者から支配される弱者を救うことができる強者。二つ目は」

さらに指をもう一本立てる。

「強者という言葉に優越感を覚え、それに従う強者。お前らはどれがいい?」

三人は後者を選んだ。

「今日からお前らは、私の下部。言う事には従って貰う。それから・・・最後に聞かせて貰おうか。お前達の選択を」


こうして私達は、一つの部屋で過ごすことになった。

まあ・・・・この家半壊したんだけどね。

それはそれ。

創造魔術でなおすし、大丈夫でしょ!あはは!

ポジティブにいこう



―続く―

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