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    恋人への応援コメント

    TwitterのRT企画にご返信いただき、ありがとうございました。

    ミステリアスな余韻を残すオチになっていますね。

    彼女の「振って」という言葉の真意は……

    あと、白色のゼラニウムには、「あなたの愛を信じない」という花言葉があるようですが……。

    彼女の家のリビングに飾られていた花の色が白だったことが気になります。

    作者からの返信

    作品を読んで頂きありがとうございます。感想を書いていただけると今後の執筆のモチベーションアップにつながりますのでありがたいです。

    さて、最後のオチなのですが、文中の『俺』のセリフをよく読んで考えると、男は完全に彼女を好きになったのではなく、どちらかというと「性の対象」として見ていた、ということです。『行為をしたい』という気持ちと、『好き』という気持ちを勘違いしていたということです。その証拠に、『俺』の彼女への思いが、いつも曖昧な感じでしたよね。彼女はそのことに気付いていたんです。ですが、今まで重ねてきた彼との思いを簡単に捨てることができませんでした。なので最後に、『振って』という言葉でわざとどういう意味で行ったのかわからないようにしたんです。
    さて、大まかなタネはこれくらいで、いくつかの伏線のようなものがありました。
    映画終わりの二人が頼んだドリンクが、彼女は「紅茶」、男は「コーヒー」でしたよね。この時、二人はどんなとこが好きなのかを話し合ったのですが、最後に彼女の家に手土産を持っていきました。その手土産は、「コーヒー」だったのです。『俺』は文中で「これだけ長いこと付き合っていると、彼女のことは手に取るようにわかった。」つまり、男は好きなところ(好きなドリンクの)を話し合っていた時、間違えて違うものを持ってきたのです。
    次に、最後に男が、「今日親は?」と、彼女に質問しましたよね。この時すでにやる気満々というのが丸わかりだったのです。彼女はそれが一番の決め手だったのでしょう。
    最後に、「あの白い花」の花言葉です。作中では、「信頼」と書かれていますが、それはゼラニウム全体の花言葉で、白いゼラニウムの花言葉は、「あなたの愛を信じない」。つまり、彼女が男に聞かれて悩んでいたのは、ここでいうべきか迷っていたからです。先程の彼女の気持ちの通り、素直にその気持ちを伝えることができなかったので、あえて遠回しにいうことで自分の気持ちを隠していたんです。
    長文大変失礼しました。また新作が完成しましたら、そちらの方も読んでいただけたらなと。