第20話 三人の人物

では、ここで お話は 王宮(お城)とか別の場所での話に変わるワン!

エルトニア姫(エイル)やアーシュさんに 

深~い、かかわりのある人物の登場だワン。


 背の高い、柔和で優しげな青年の淡い青の瞳が、涼しげに微笑む

『では リアン殿、遠い白の国の貴方の領地から

 エルトニア姫に会いに?』竜の人型、竜人のセルトが聞く。


『ええ、あの子が..エルトニアが、どうしてるか心配だったものですから

セルト将軍』淡い金髪、青い瞳の美丈夫の青年


『あら!』そこに偶然通りかかった少女、女官長のナーリン

『リアン殿 これは私の義理の妹で女官長のナーリンです』竜人

『はじめまして ナーリンです』


『はじめまして、私は白の国のリアンといいます。 

エルトニア姫(エイル)とは親戚になります』


スカートの裾を持ち上げた後、手を差し出したナーリンに向かい、

『すみません このように片方、腕を、

戦で失ってしまったのでね

この荷物を床に置くまで,握手は待っていただけませんか? 

セルト将軍、ナーリン姫』


そして、もう二人...

舞台、場所は変わり

この国の大貴族のお城、湖畔のお城の一部屋での一幕..


彼女は有力な貴族であるリュース家の一人娘で姫将軍

先の戦いで、若いながら大活躍をした美しいお姫さま


長く艶やかな黒いストレートな髪が風にそよぐ

美しい面立ち、ピンと張ったような琴の弦の強さを思わせるお姫さま

きりりとした意思の強そうな大きな瞳。


だが、なにやら、心配事があるのか、表情が曇り

そして深いため息をつく


自分の部屋のバルコニーから、夕暮れの湖畔を見下ろしている。

「アルテイア姫さま」侍女が彼女に声をかけた。


「やはり、仕方ないわ。出かけてくるわね。

数日間、留守にするから皆に心配しないように伝えてね」


そして三人目は..

街の宿には、楽器のリュートを抱えた並外れた美貌の歌姫が一人


黒髪を結い、優しげな切れ長の瞳が印象的だった

肩から覗く、不思議な文様の刺青


誰かを待ちわびるように、宿の一室で、たたずみ、切ない恋歌を歌う

「帰るべきなのに、帰れない ただ一目貴方に会いたいの♪」


悲しげに目を伏せ、涙がひとずじ.。




お話は戻りますワン まだまだ頑張ってワン子と2人は薬を探してますワン

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