第12話 銀色のラベンダー

犬の姿の魔法使いの弟子ワン子と

黒髪で深紅の瞳にエルフぽい耳を持つアーシュは

小鳥に変身してしまったエイルさんのために薬草を探してますワンワン


銀色のラベンダーを探してますワン

森の奥、湖の傍に来ましたワン!!あった!ありましたワン


紫色のラベンダー畑を発見!

ところが、よく見ると乱暴に刈り取られ、踏み荒らされた後だったワン!


「どうなってるんだワン!」 「…」


そこに現れたのは、

通りすがりのかわいい「うさ子さん」(うさぎ)だった!


「まあ!どうかなさったの?」

「実は銀色のラベンダーを捜してますワン!」ワン子の一言

「ん~なんでも、最近流行してる悪性の風邪の特効薬らしくて、

街の人が根こそぎ持っていったわよ


街へ行けば 手に入るかも? でも、そういえば


「あっちで、何か銀色に光っていたわ!

採取に来た人が、取り残して行った分じゃない?」うさ子さん


「ありがとおお~ワン 

アーシュさん、小鳥さん行きますワン!!」と礼を言うと皆で向かったワン!


あああ!あった! 銀色に光る1本のラベンダー!


その手を伸ばし、ラベンダーを取ろうとするが…


ほぼ同時に 銀色の毛の巨大な猫(?)の手が伸びてきた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る