ぶっ壊れ勇者
@Ryu_21
第1話 冒険者
この世の中には魔力、そして様々なスキルと呼ばれるものが存在している。その中でもクワークスキル(先天的な個性スキル)が強ければ強いほど冒険者や勇者といった職業につける可能性がたかくなる。特にこの世界での勇者というのは冒険者ランクがSもしくは代々勇者の家計の者しかなれないひと握りの職業なのだ、
しかし、この俺ケイン・ターナーは恵まれたクワークスキルではなく、【吸収】というものだった。
―――――――――――――――――――――――――――
「はぁ、一応ギルドに行って冒険者登録してもらうか。」
俺は冒険者ギルドへと向かう。
「ようこそ。冒険者ギルドへ。受付担当のキャロルです!」
とニコッと笑う。
すごく綺麗な人だなと思いつつも俺は
「俺はケイン・ターナーだ。冒険者登録をして欲しいのだが」と言った。
「冒険者登録ですね!かしこまりました。では、最初にステータス測定を行います。ステータス測定ではワークスキル、適正魔力、筋力等の事が分かります。それによって最初のランクが決まります。」
「なるほど。最初はみんな一番下からかと思ってたんだが違うのか。適正魔力とは何だ?」
「適正魔力とはその人に合った属性魔力の事です。ここでは火、水、雷、氷、風、闇などそれぞれの属性魔力が存在します。その中でどの属性に優れてるかを測定するものになります。例えば、ターナーさんが火の魔力だとします。すると火系の魔力はもちろん、他の属性魔力も使うことは出来ます。ただし適正魔力程の威力はもちろん、ほとんどの人がサブスキルしか習得出来ないという事が多いです。」
「分かった。ありがとう。じゃあ早速始めてくれ。」
「かしこまりました。ではこちらの水晶玉に手をかざしてください。」
言われた通りに水晶玉へと手をかざすと、水晶玉が光り出す。
「完了しました!こちらが冒険者カードになりす。」
「ありがとう。」
「では良い旅を!」
俺は軽く会釈して受付を後にする。
「さて、俺のステータスはどんなもんなかな。」
俺は冒険者カードを見る。
「ランクはEか。筋力、素早さ、魔力値、防御力共に12。レベルは1でワークスキル吸収ここまでは予測通りだ。問題は適正魔力だが……何だこれ!?」俺は驚き、理解が追いつかなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます