第41話 急展開
それぞれの休日を思い思い過ごした4人・・・
~~翌日~~
アボス「さぁ、みんな、準備はいいか?」
ジイン「はい!いつでも行けます」
フロウ「私達も万全の用意は出来た」
シャヤ「・・・準備万端・・・」
アボス「では、迷宮に向けて出発!と言いたい所だが・・・先ずはギルドに行って第2階層の依頼があるか確認しよう」
「「「了解~~」」」
~~迷宮探索ギルド内~~
ジイン「ん?、何かバタバタしていますね」
アボス「本当だな、どうしたんだろう?」
騒然としている中、一際大きな声がギルド内に響いた。
副ギルド長「ギルドマスター!お待ちください!」
ベリル 「ならん!早く助けねばならぬ!」
副ギルド長「ですが、どこに捕らわれているかわからない限り手出しが出来ません!」
ベリル 「くそっ!奴等め!最近、鳴りを潜めておったのはこの日を狙っていたのか!」
4人は慌ててギルドマスターの元へ行った。
アボス 「ギルドマスター、緊急事態ですか!」
ベリル 「おお!アボス達か!良いところに来てくれた、力を貸してくれい!」
4人は副ギルド長から話を訊いた。
この迷宮の第2階層は、山賊や盗賊、冒険者崩れの悪漢達の巣窟になっていて、そこに療養に来ていた貴族の方々が捕らわれているという・・・なんと、カルツオーネ卿も人質の中にいるらしい・・・
何故この日が狙われたかというと、少し前にこの迷宮が踏破され、稼げなくなった高ランク探索者は、こぞって近隣の町に行ったからだ。
(この迷宮は踏破後は第3階層以降は休眠状態になり、踏破したパーティーは辺境伯と共に王都に呼ばれて表彰される)
つまり、今、この町の戦力は僅かな辺境伯の私兵と低ランク探索者しかいない、いくらギルドマスターが強かろうと一人では難しいと云うわけだ。
4人は相談をして、協力を申し出た。
アボス「わかりました、それで何をすれば宜しいですか?」
ベリル「おお!済まぬな、では一緒に迷宮に行って貰う」
ジイン「全員で乗り込むと云うことでしょうか?」
フロウ「だが私達は第2階層を知らない・・・」
シャヤ「・・・案内役が必要・・・」
ベリル「うむ、第2階層には2つの扉の向こうに、山賊、盗賊、崩れの冒険者がいるが、どこに誰が捕らわれているかは全くわからん、なので二手に分かれる、救出班と殲滅班だ」
その時、ギルド入口から声がした。
???「シャヤ!早く用意おし!」
???「さぁ、お仕置きの時間だね」
???「やれやれ・・・二人とも、そう躍起にならずに」
フロウ「あ、あなた方は!!」
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