第26話 長道

アボス「今回は中庸か」

ジイン「これって確率はどれくらいなんでしょう?」

フロウ「確率とは?」

ジイン「善意、中庸、悪意の割合ですよ」

シャヤ「・・・大半が中庸だと思う・・・」

アボス「このパーティーでは悪意と善意が1回ずつで、中庸が今ので3回か」

ジイン「今のところ20%、60%、20%か・・・」

フロウ「む・・・早速、大蛇が3匹か・・・」

シャヤ「・・・攻撃する・・・火玉弾・・・」

 火の玉が大蛇を包み込む!

シャヤ「・・・あと2匹・・・」

ジイン「でやっ‼」

 ジインが槍で串刺しにした‼ これで残るは1匹・・・

と思いきやフロウが弓で倒していた・・・

魔物を難なく倒した・・・俺の出番はなかったな・・・

アボス「凄いぞ!3人とも、初見の大蛇をこうもアッサリと倒すとは驚きだ!」

ジイン「待ってください、アボスさん、この槍ってこんな威力ありましたっけ?」

フロウ「私の弓矢も威力が・・・」

アボス「あぁ、技術を身に付けたからな」

 そう、実は朝早くに精神統一も兼ねて、自身の剣と槍と矢を研いでおいたが、功をそうしたようだ。

シャヤ「・・・戦わずして、全部おいしい所をもっていく・・・さすがの所業・・・」

「「・・・・・・・・・」」

 3人はジト目でこちらを視てきた・・・

アボス「・・・何かすごい睨まれてるな・・・」


ジイン「まぁ、アボスさんですから」

フロウ「確かにアボスだからな」

シャヤ「・・・以下同文・・・」

アボス「俺の扱い、酷くない?」

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