愛、美しくあれ!

海道ひより

揺蕩

 俺の名前はうらら。苗字は安藤。

 音の響きだけでも嫌になるが、それ以上に嫌なことがあった。それはオッドアイと、何も言えない性格だ。

 右眼は青色、左眼は緑色と日本人離れしたオッドアイは周囲から珍奇なものだと好奇の視線で見られた。遠い親戚の血筋から来たプレゼントだと両親は言ったが、俺は好意的に取れずただ俯くしかなかった。

 だから必然だったんだろう。中学時代に俺がいじめられたのは。

 変な名前、変な眼、女っぽい、なよなよしい、コイツは反抗もしない弱虫だ。全て当てはまっているのだから否定も出来なかった。

 そんな日々が一変したきっかけは、転入生がやって来たことにある。


鬼斬茜おにぎりあかね。これからヨロシクね!」


 彼は、美少年だった。

 まず目を引いたのはピンク色の丸い瞳だ、その瞳を強調するように長い睫毛が天を仰いでいる。紅潮した頬は宗教画で見るような赤ん坊の天使を彷彿とさせた。青みがかったグレーの髪は腰までの長さがあり、うなじの辺りで一つ結びにまとめられている。

 その容姿はまさに『日本人離れ』していた。だから、もしかしたら、俺のコンプレックスを理解してもらえるかもしれない。そう思った。

 そんなことはなかった。転入生は絶対の自信家で、尊大かつ明るい性格だった。入学初日の放課後には既にクラスの人気者になっていて、俺の真反対に位置する人間なのだと見せつけられた。

 だが普段いじめてくるクラスメイトが転入生に引き寄せられているのだけは良いことだ、みんなに気付かれぬ間に帰ろうとしたところに背後から「待ってよ!」と呼びかけられて思わず足を止めた。転入生の声だ。

 俺が振り返ると同時に転入生に肩を抱き寄せられて困惑している俺と、同じく困惑したクラスメイトを前にして彼は高らかに宣言する。


「この人はボクの恋人だから! みんな手を出さないでよ!」


 その日から俺はいじめられることが無くなった。というよりは、いじめを受ける前に転入生もとい茜がすっ飛んで来て、俺をその場から連れ去るからだ。

 中学を卒業し、同じ高校に入学してからも、茜は俺を守ってくれた。

 そのことに感謝はしている。だけど茜が恋人だというのは未だ受け入れられなかった、俺には好きな人がいるからだ。



 ――あれは十年前。

 家族旅行で海が綺麗な観光地に来ていた。まだ六歳だった俺は無邪気にはしゃぎ回り、そして当然ながら迷子になった。独りきりの不安に押し潰されて、適当な路地でうずくまってぐすぐすと泣いていた。

 そんな俺に気付いて、声をかけたのが『あの子』だった。


「どしたのー?」

「おとさん、おかさん、いない……」

「じゃあ、あそびほーだいだ!」


 同年代ほどの少年が、俺の涙で濡れた手を引っ張ってトコトコ歩く。その先には浜辺が広がっていた。

 少年は海に向かって「ワァー!」と叫ぶ。一通り叫んだあと、俺を見てニカッと笑った。


「さけぶと、きもちいいよ!」


 やってみろ! と言われているのか、俺も少年に倣って海に叫んだ。


「わ、ヮ〜……!」

「どう!?」

「っふふ、ほんとだ。さけぶと……きもちいいね」


 不安が消え失せたわけではなかったけど、少年なりに一番の慰め方だったんだろう。幼心ながらに、その気遣いが嬉しかった。

 少年は笑顔で俺と遊び続けてくれた。どれだけ大きな砂の城を作れるか勝負したり、良い感じの木の枝を見つけてきてチャンバラしたり。彼の笑顔に釣られて俺もどんどん楽しくなって、不安だった気持ちは時間を経る毎に無くなっていった。


「いっぱいあそんだぁ!」

「だねぇ。おれ、つかれちゃった」


 夕暮れ時の砂浜に座り込み、さざ波の音を聴くのは子どもらしからぬロマンチックな時間だった。

 少しの間、二人とも無言になって。少年が口を開く。


「ボクさ、キミのことが」


 言いかけた少年の声を遮って「麗ちゃん!」と声が飛んできた。


「おかあさん!」


 聞きたかった声に、俺は母の元に走る。身体を抱きとめる母の体温にほっと安心した。

 振り返って少年を見て笑顔で手を振ると、少年も元気良く両手をあげて手を振りながら……俺達に駆け寄った。

 目の前に来て立ち止まり、俺の目をまっすぐ射抜く。


「いいたいことがあるんだ。ボク、ボクね! キミのことがすきだ!」


 少年の背後で沈む太陽が眩しくて、逆光の中、顔がよく見えない。笑っているのか、照れているのか曖昧だ。


「うららって言うんだよね! ボクがんばるから、キミとコイビトになれるようにがんばるから。だから、待ってて、ください!」

「……うん」


 当時は男同士が付き合うのは変とか、そういった考えはなかった。ただ俺と仲良くなりたいだけなんだと軽く考えて、俺は肯定していた。

 これが十年前に起きたこと。そこから数年経ち、あれは告白だったのだと気付いた時には俺も『あの子』のことが好きだったことを自覚した。

 俺みたいな人を好きだと言ってくれた、そんな事実だけで相手を好きになってしまうのだから恋というものは恐ろしい。これは俺が単純なだけかもしれないけど。



 だから俺は茜と恋人になれない。そう伝えたかった。

 それが出来なかったのは俺の何も言えない性格のせいだ。茜から離れたらまたいじめられる生活が始まるのではないか、何ならスクールカースト上位の茜に相当な報復をされるのではと怯えて口にすることも出来なかった。

 そんなことは露とも知らないだろう茜は恋人らしく俺を愛してくれる。キスもした、本番まで行ってないもののセックスに近いこともした。

 その度に俺は『あの子』を裏切っているんだと。罪悪感、そして触れられて感じてしまう自分の身体がとてつもなく気持ちが悪い。


「……うェ、っは……はァ……」


 茜が見ていない隙を見て、何度も吐いた。

 胃が軋むように痛む、喉が焼けついて熱い。黄色い液体がトイレの封水を染めていくのを見て、まだ足りないと喉奥に指を入れる。


「ぐ、ぉぇ……ッ」


 何度こうやって吐いたか分からない。数えていない。少なくとも、手の所々に吐きダコが出来るくらいは繰り返している。

 吐いて何かが変わる訳でもない、これが自傷行為にすぎないのは分かっている。それでも茜を拒否出来ない俺に罰を与えたかったし、『あの子』の想いを裏切った贖罪がしたかった。

 決して、決して。茜が悪いわけではない。決して。

 ――だというのに身体は正直だった。俺はついにやらかした。


「う、らら?」


 普通の日だった、いつものことだったのに。

 ここは茜の部屋で、キスされて、舌を入れられて、じゃあ次にヤることは。想起した途端に激しい悪心おしんが起きた俺は、茜とキスしたまま吐瀉してしまった。

 茜は吐瀉物に塗れ、困惑した顔で俺を見る。


「あ……、あ。俺……っ」


 後退る。自分の顔が蒼白になっていく感覚、とっさに隠した口に触れた手は冷たかった。


「麗、大丈夫?」


 そろそろと手を伸ばした茜の手を強く振り払い、俺は彼から逃げ出した。呼び止める声が聞こえるが、それすらも振り払った。


 ◇◇◇


 翌日は体調不良ということにして学校をサボった。

 朝からスマホの通知欄には茜の名前が並んでいて、俺のことを心配している内容のメッセージが届いている。

 普段なら悲しくなくとも語尾に「ぴえん」と泣いている絵文字をつけている彼だが、今回はぴえんに限らず絵文字を使っていない。気軽なスタンプで済ませるでもなく一文字づつ律儀に打っているんだろう、この立て続けに送られてくるメッセージ達は。

 せめて「ごめん」とか「大丈夫だから」とか生存報告程度はするべきなんだろうが、茜の名前を見るだけで手が震えている、向き合いたくないと本能が叫んでいる。なんて自分勝手なんだと我ながら思った。

 授業中の時間だというのにポコポコとメッセージが送られてくる、この様子だと放課後には自宅に直接乗り込んでくるかもしれない。

 会わせる顔なんてない。昨日帰宅してからもさんざ吐いて、弱った身体に鞭打って外出することにした。

 特につらい時や苦しい時、俺は水族館に行くのがお決まりだった。程よく暗くて時には静か、時には騒がしい。誰も俺のことを見ちゃいない空間は心地良い。今日は平日だというのに観光客で賑わっており、騒がしい方の日だ。

 俺は巨大水槽の前で足を止める。この水槽はある地域の海域を再現しているというもので、好きな展示物の一つだった。この海は『あの子』と出会った海だからだ。

 小さな子どものように泳ぎ回るカラフルな魚をぼんやりと眺める時だけは、とても落ち着く。


「っ麗!」


 だというのに。茜がここにいることは全く想像していなかった。

 茜と目が合った俺は動けないまま、右手を取られ、彼の両手で優しく包まれる。俺の手とは違って温かい。明るい性格の、茜らしい手の温さだと感じた。

 しかし茜の顔は今にも泣き出しそうで、苦しいと言わんばかりの表情を浮かべている。数年付き合ったが、茜のそんな顔を見たのは初めてだった。


「昨日はごめんね、麗の体調が悪かったことに気付かなくて。やっと恋人になれたのに、こんなんじゃダメだよね」

「……やっと恋人になれたって、何の話。俺達に過程は無かっただろ」

「っ!? お、覚えて、ないの……?」


 茜は青い顔で、ぽつりぽつりと話し始める。



 ――あれは十年前。

 ボクは自宅の近所で泣きじゃくっている同じ歳くらいの子どもを見つけた。暇を持て余していたものだから、子どもに声をかけたんだ。

 すると、どうだ! その子どもの目は涙でキラキラと光っていて宝石そのものだ。サファイア、エメラルド。姉が嬉々として教えてくれた宝石。ボクはそのオッドアイにすっかり見蕩れてしまった。その顔立ちも目の輝きに劣らず美しくて、幼顔ながらも中性的でミステリアス。美少年とはこういう子を指すんだろうって、感動すら覚えた。

 だから笑顔はもっと綺麗になんだろうって。ボクは小さい頭でどうにか笑ってもらえるような、喜んでもらえることを考えて、だから笑顔が見られた時は本当に嬉しくて、どうしようもなく愛しくなった!

 ボクの初めての恋だ。

 もっと見たい、もっと笑顔を見せてほしい。叶うならボクに恋をして欲しい。でもそれは、今は、身の程知らずすぎる願いだ。



「だから、待っててねって言ったんだ。麗がそれに応えてくれたから……ボク達は、両想いなんだって。だけど麗は覚えてなくて。じゃあ、ボクが今まで麗にしていた、ことは……」


 そこまで言って、茜は涙をこぼした。


「酷いことして、ごめんなさい。恋人面して……ごめんなさい」


 茜が俺の手を一瞬強く握ったかと思うと、ぱっと離して足早に立ち去った。そのまま来館者の波に飲まれ、あっという間に後ろ姿が見えなくなる。

 俺は当惑していた。茜こそが十年間恋をしていた相手だった?

 まさか、そんなわけがない。だって俺は『あの子』を覚えてる。ピンク色の瞳ではなかった、睫毛も長くなかった、髪色も違うし、肌も病的なまでに白かった筈だ。健康的で派手な容姿の茜とはまるで違う。

 でも茜の語った記憶は確かに俺の思い出と同じものだ。記憶と現実の剥離、今まで俺が茜にしていたことは。

 思考がまとまらずグチャグチャになって、魚が悠々と泳ぐ大水槽の前で立ち尽くした。


 ◇◇◇


 どうやって帰ってきたかは覚えてないが、自室に戻ってきた俺はようやく冷静になった。

 ともかくだ。俺がしなければいけないことはいくつもある。その為に茜にスマホからメッセージを送り、電話もした。しかし全ての連絡ツールで俺をブロックしたようで、一切連絡がつかない。

 翌日は通っている高校に登校したが茜の姿は無い。すぐに欠席理由を担任に確認したら、体調不良で休むと本人から電話があったと言われた。そんなもの嘘に決まっている、ソースは先日全く同じ行動を取った俺である。

 茜の様子を見てくると勝手に早退し、俺は茜の家に向かった。茜は一人暮らしをしているのだが、学生が住むには不相応なオートロック付きの築年数も浅いデザイナーズマンションに住んでいる。親戚の部屋を使っていると言っていたが、実際はどうなのかは知らない。

 俺は茜に押し付けられていた合鍵を取り出し、オートロックを解除してマンションロビーに入る。エレベーターで三階に上がり、通路を渡って茜の住む部屋の前まで来た。以前は彼の部屋まで行くのは非常に憂鬱な道のりだったが、今日ばかりは全く別の緊張があった。

 出来るだけ音を立てずに扉を開けると、部屋の明かりがついていることが確認出来た。

 足音が出ないように奥に進む。意外と家具が少ないから歩きやすい、見慣れたワンルームの部屋だ。

 部屋の中央にはこんもりと膨れ上がった布団が雑に置いてある、まるでデカいまんじゅうのようだと思いながら布団を引き剥がした。


「え、誰……っ麗!?」


 布団を剥ぎ取られた茜は驚いた声を上げ、顔を手で隠して伏せる。しかし俺は茜の隠したがった顔をハッキリ見てしまった。

 目の色はピンク色ではなく黒色で、目力を増して見せていた睫毛は申し訳程度のうぶ毛に近かった、紅潮していた頬は無く、肌色も病的な白さ、いつもキレイにまとめられていた長髪は乱れ、ぐしゃぐしゃのボサボサだ。

 茜が抱えている枕には濡れた染みが広がっていて、先刻まで泣いていたのが想像出来た。


「なんで。麗にこんな姿、見られたくなかった。みっともない、汚い……」


 枕に顔を埋め、震え声で話す茜。

 俺は彼の傍に座る。乱れた髪を梳かし、撫でながら話しかけた。


「どうして俺に見られたくないわけ」

「美しくないから」


 悲痛な声だった。自分にはそれ以外に価値が無いと言い切っているんだ、茜は。


「美しくないのはダメ?」

「だって美しくなくちゃ……」


 くぐもった声が涙混じりの声に変わる。


「麗のとなりに立てない、そのままの俺じゃ釣り合わない。同じ宝石にならなくちゃいけないんだ」


 枕から顔を上げて、ぐっと起き上がった茜は泣いていた。

 俺の肩を掴み、涙を流したまま切羽詰まった様子でまくし立て始める。


「好きなんだ、好きなんだ。ずっとずっと! 十年前のあの日から君の瞳に恋してた、だけど俺はキミを傷付けた。ボクがキミを好きでいる資格なんてない、だけど好きなんだ……」


 好き、好き、好き。繰り返し呟かれ続ける愛の言葉に胸が苦しくなる。

 俺は茜のように『あの子』の為に努力をしたか? ただ想っているばかりで、何もしてこなかった。初恋は叶わない、漠然とそう思って行動をしなかった。俺は無意味に嘔吐していただけだ。

 彼はずっと追い求めてくれていたのに。恋する相手の為に努力をして、美しくあろうと研鑽を重ねた彼に愛される資格こそ俺には無い。


「酷いことをしたのは、傷付けたのは、俺もだ」


 泣きじゃくる彼を抱き締めると、茜が腕をそろそろ背に回し、胸に顔を埋めた。


「俺にも好きな人がいるんだ。十年前に会って、俺の為に綺麗になろうとして、昔の面影が無くなるくらい努力してくれた人」

「それ、って……」

「ごめん。ずっと好きだったのに、気付かなかった」


 胸に顔を埋めていた茜がバッと顔を上げ、俺を睨んだ。そういえば怒っている顔も初めて見たかもしれない。


「っバカ、麗のバカ! ボクはすぐにキミだって分かったのに!」

「言わせてもらうけど、茜が変わりすぎなんだよ」

「そうだけどさぁ!」

「でも気付かなかった俺が悪い」


 茜を抱き締める腕に力が入る。これだけで今まで返せなかった愛情を返せるとは思わないが、そうせずにはいられなかった。


「茜はずっと愛してくれた。なのに俺は愛を返すどころか、吐いたんだ」

「それはボクのことが好きだったからだよね? 好きでもない相手にキスとかされるの、吐くほど嫌だったんでしょ?」

「嫌だった。十年間片想いしてた『あの子』……茜を裏切っていたから」


 茜が呆れ顔で、深くため息をつく。


「ボク達は致命的に失敗して、致命的に言葉が足りなかったんだね」


 まさにその通りだ。

 好き同士だと信じこんで突っ走り続けた茜も悪かったし、思い出せなかった上に茜を拒否し切れなかった俺も悪い。そもそも相互理解を出来ていなかった、会話が(主に俺の性格のせいで)圧倒的に足りなかったんだ。


「そうだな、これからはちゃんと話そう。俺も頑張るよ」

「麗、頑張ってね! ストレス溜めまくった挙句にゲロ吐かれたボクの為にも!」

「そのことは本当にすまない」

「でも麗のストレスの原因はボクだから自業自得なんだよね、あはは!」


 何はともあれ雨降って地固まる。俺達はまともな恋人同士として、ようやくお付き合いを始められた。


 それからというもの、俺達は関係性も距離感も段違いに近くなった。人目もはばからずイチャつく光景は他人を不快にさせるものかもしれないが、最初の告白からして母親の目の前でされたし水族館で喧嘩もしたし、俺達は見られてなんぼの恋仲なのかもしれない。

 今日は今までしてこなかったデートをしていて、都会に来たら絶対飲むと決めていたらしいタピオカミルクティーを購入出来た茜は目を輝かせる。その顔は美少年のそれだ。

 しかしそんな彼がメイクを落とせば素朴な顔だというのが不思議でならない。一度すっぴん状態から完成までの工程を見させてもらったが、何の粉を何の為に使っているやら、まるで分からなかった。

 顔をじっと見ていることに気付いた茜がタピオカミルクティーが入ったカップの太いストローの口をこちらに向ける。


「麗は飲まないの? タピオカ美味しいよ」

「いいよ。いつでも飲めるし」

「うわ出た! 都会っ子マウントだ!」


 けらけらと笑う茜の笑顔に懐かしさを覚えた。

 こればかりは十年前から変わらないものだと、やっと俺は気付くことが出来たのだった。

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