耳みみみm
半年間、ジャンヌにおんぶに抱っこで強くなった。
名前 ジン
職業 なし
レベル 14
スキル 魔力操作1 魔力感知1 魔力回復1 火魔法1 風魔法1 水魔法1
身体強化1
体力回復1 弓術1 剣術1
状態異常2
気配察知2 気配隠蔽1
「弓術はいいとして、剣術って解体用ナイフ振り回してできたのか。結構強くなったんじゃないか。」
身体強化のおかげで、弓が引けるようになった。全体的にスキルレベル1だから、日常生活以外に魔法が使えない。家事以外には。
ジャンヌは弓術スキルレベル4の中級者になったらしい。ヘェ〜
今俺は、狼の群れ3匹に弓をむけている。これを弓で殺せれば、街に出るらしい。
1匹目、相手は完全油断してるため、殺せた。すぐに次の弓をひく。
2匹目、これも殺せた。
3匹目逃げられた。弓を引きながら、獲物を追いかける。30分ほど追いかけたのち魔狼は止まる。完全に逃げ切れたと油断している。
最後の一射、首元に刺さる。相手は沈黙
「以外にどうにかなったな。魔狼はまずいから狩っても意味ないけど。」
「そうね。毛皮は売れるから、毛皮を剥ぎ取って帰りましょう。明日から街へ出かけるわよ。」
「そうですね。魔除けの魔道具も持って行きましょう。」
「当たり前よ。」
小屋が魔物に襲われないのは、魔除けの魔道具があるからだ。
弱い魔物は近寄らないらしい。
普段は、畑などに使う魔道具だが、効果範囲が狭いため、小屋に使っているらしい。
翌日
小屋にあった武器も防具も精一杯持って、街への旅に出た。
「ジン。本当に行商人を待たなくてよかったの?」
「僕たちは子供だけですよ。しかも、ジャンヌお姉ちゃんの武器は両親の形見だから、いい装備だし。絶対に襲われて殺されるだけです。」
「そうなの?そんな人には見えなかったけど。」
「そういうふうに見せるのが商人の仕事ですよ。あったことはないですけど、
どうせ、ガメツイ裏の顔を持ってます。」
「ジンがそう言うならそうするけど。」
ちなみに、村で俺の両親らしき2人を見かけたので、バレないように石を投げといた。結構強めに。スッキリした。
「ところで、街までどれくらいなんですか?」
「3日ぐらいって聞いてるわ。でも、大の男が走って3日よ。
私たちなら、10日以上はかかるわ。」
「結構長いんですね。行商人を襲って、竜を奪いましょうよ。」
「無理よ。護衛を連れているんだから。」
「冗談ですよ。竜なんて乗れませんし。」
この世界は、馬車ではなく竜車。竜の方が、速くて強いらしい。リゼロじゃん。
道を少し外れた、森の中を道に沿って進んでいく。
道中、人と会ったら先手必勝できるしな。
「それにしても、10日も野宿ですか。辛いですね。」
「そうね。年頃の娘には特にね。」
「そうですね。4歳の子供の方が辛いですけど。」
「途中から、あんたを担いでいくわよ。そっちのほうが早いし。」
「分かってますよ。僕は周りの警戒をしてます。」
そうして1日目にはでかい猪に出会った。ジャンヌが殺して、俺は補助。
流石に食い切れないので、ほとんど捨てたが。
「美味しいですね。この猪。肉汁がすごいです。」
「ジンの作る鍋はなんでも美味しいわよ。それにしてもこの辺りにボアが出るなんて。」
「ボアは強いんですか?」
「いや。魔狼より少し強いぐらいよ。ただ、この辺りにボアはいなかったはずなのよ。」
「そうなんですね。引き返しますか?」
「いや、そう言うこともあるわよ。ジンの匂いを嗅いでここまできたのかもしれいし。」
「僕の匂い?」
「人間の子供の匂いよ。魔物は自分より弱そうな匂いに敏感だから。」
「そうなんですね。でもそんなに匂うかな〜?」
「臭くないわよ。私は好きよあなたの匂いが。」
「そんな匂いするんですね。今度、風呂でも作りますか。」
「風呂?」
「お湯を桶一杯に入れて、体を洗うんですよ。」
「気持ちよさそうね。そんな桶はないだろうけど。」
「僕の体ぐらいなら、ギリギリありますよ。」
「そうね。ジンは小さいもの。」
同じ、木の上に登って寝た。2,3,4日目も同様に進み。
5日目大雨が降って、その日は進むのをやめ、ただ雨宿りと、魔法の練習をした。
6,7日目も大雨だった。雨の中、二人で猪を狩った。
8日目、ジャンヌが熱を出した。昨日の雨が原因だろう。もう一日休んでいくことにした。ジャンヌのために何か狩ってこようと、一人で森に狩りに出た。
ーーーーそして、ジャンヌの仇と思われる大猿を見つけた。
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