世の中にある開運にまつわる小説の中心には「ビジネス」があることが多いように思います。
例えば、スピリチュアルな学びを通して、起業家として成功していく姿が書かれている...というような。
それは良くも悪くも「頭で理解できる」もの。
しかし、この本の中心にあるのは「音楽」です。
主人公も、その周りを取り巻く登場人物も、音楽にまつわっている。
僕は音楽に詳しくないので、頭で理解できたか?と言われれば、自信がありませんが、だからこそ難しいことを考えず「体験」させてもらうことができました。
普段の生活で音楽に関係がない方でも、音楽という「ただでさえ知らない世界」を、エネルギーという「新しい視点」で垣間見ることができる貴重な小説です。
音楽に精通している著者だからこそ表現できる世界かな、と。
小説の醍醐味は、擬似体験だと思っていますが、僕の人生を100回やり直しても体験できないことをこの小説で体験させて頂けました。
ありがとうございました!