₀₇ 下駄箱の可愛さについて
《 🍰 かわいいって、なんだろー? 》をテーマに、思いついたままポンポン書いてみる連載シリーズ! 今回は、下駄箱について考えてみます。
___ 持ち主がみんなちがう ___
なんと今日は下駄箱です。今まで、下駄箱を可愛いと思ったことはありますか? じぶんは今日この瞬間までありませんでした笑。が、お題さがしで過去の写真を振り返ってたら、ふと下駄箱にみりょくを感じたんですね。それをどうにか言葉にしてみたいとおもいます。くつ箱、シューズラック、最近はどんな呼びかたが主流なんでしょうか。玄関にある、くつを並べて入れる家具のこと。一段ずつ高さを変えて収納できるタイプもあれば、学校にあったような個人のスペースが決められているタイプもありました。今回どっちかっていうと「自宅でくつを保管しておくための下駄箱」よりも、病院とか銭湯にあるような「外出先で一時的に置いておくための下駄箱」が気になってます。なんでしょう、あのくつたちの持ち主がみんなちがう感じ。大きさや色味、センスも当然バラバラだし、くつを履いてる本人たちは不在で、置いてかれたくつたち同士「はじめまして」になってるあの状況。気まずいのかな。意外とトイストーリーみたいに仲良く会話してるのかな。なぜかいま、知らないくつ同士の出会いが気になってます。
___ くつを脱ぐ文化 ___
そもそも、どうして外出先に下駄箱が置いてあるんでしょうか。これ、日本に「くつを脱ぐ文化」があるからですよね。あたりまえすぎるけど、アメリカのひとにとっては新鮮だったりするのかも。外出先でくつを脱ぐことがなければ、みんなのくつを一か所に集めて保管する理由なんてないわけです。いつの時代かわかんないけど、たぶん最初は脱ぎっぱなしで散らかってたんでしょうね。そうすると似たようなくつ(下駄か)を履きまちがえたり、下のほうに埋もれて壊れちゃったり。ごちゃつく。てことで、きちんと棚を設けてそこへ収めるようになった。くつを入れるためだけの場所。建物の限られたスペースをくつ専用にするってけっこうな判断というか、くつの大事さを物語ってますね。なんの話でしたっけ。そうそう、知らないくつ同士が出会うことになったいきさつです。履き主に連れられてやってきたその場所で、ちょっとのあいだ待機する。コンビニとかでワンちゃんが柱にリード結ばれてるような、あれに似た可愛さを感じてるんだとおもいます。
___ ならんでいる可愛さ ___
あとは単純に、ものが「ならんでいる可愛さ」もある気がします。ハンカチの柄とか思い出してみるとわかりやすいかも? たぶん柄には「ならんでいる可愛さ」と「散らばっている可愛さ」があって、下駄箱の場合はならんでいるほうです。散らばるはずのものたちが、ある規則をもとに整列している感じ。駐車場とかにもそれを感じるんですけど、ひとつひとつのスペースが決められていることで、どんな車も停めることができる。ちょっとしたルールに従ってる感じもかわいいし、その結果できあがる並びにも可愛さを感じます。と思いきや、下駄箱の場合ずれて落ちそうになってるくつも可愛かったりするんですけどね。ぜんぶ可愛いんか〜いという感じですが、今度は「ずれていることの可愛さ」っていうべつのテーマが出てきちゃいました。ここで一旦おわり!
まさか下駄箱の歴史を妄想することになるとは。これを読んで、みなさんが次に下駄箱を使うとき楽しい想像ができたら何よりです!笑 お題も募集してるので、気軽にコメントくださいね〜それでは〜
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