勝手に育った麦収穫

第1話

愛鳥のエサが

庭で

芽を出したので

放置していたら

麦が

出来ました。

収穫します。

長い茎を

付けたまま

水で

軽く洗い

愛鳥に

見せてみると

・・・。

なんか

必死です。

これは

自分の物！！

という

強い思いを

感じます。

私も

奪う気は

さらさらないので

そのまま

様子を見ることに。

麦は

実の周りに

ピンピンの

ヒゲが

生えています。

我が愛鳥は

まず

それが

お気に召したようで

引っ張り

まくっています。

ただ

ヒゲは

ポキポキと

簡単に折れます。

折れたヒゲ達は

床に落ち

私の

衣服にも

付着します。

これが

チクチクして

痛い。

草むらの

ひっつき虫と

同じような

感じです。

嫌なので

一度

愛鳥の気を

他にそらし

ヒゲを全て

取りました。

愛鳥に

再び

麦を渡すと

今度は

実が食べたい様子。

一粒

モミを

渡してみると

必死で

ハミハミ

噛んでいます。

良かれと思って

二粒目は

モミを剥いて

生麦だけ

渡しました。

なぜか

引いています。

何

この白いヤツ！？

と言わんばかりの

表情。

そのため

三粒目以降は

モミのまま

渡しました。

だいぶ

気に入ったようです。

お腹が

満たされた後は

麦の茎を

くわえて

ブンブン

振り回しています。

茎の中が

空洞になっているので

柔らかくて

くわえやすいようです。

ん？

茎が空洞

・・・

ストローだ！！

乾燥させれば

自然のストローが

出来ます。

さすがに

愛鳥が

噛みまくった物は

使えないので

庭に生えている

数本で

ストロー作りを

してみようかな？

愛鳥も

飼い主も

嬉しい

麦の収穫。

恵みに

感謝です。