1-3どうなってんの


 あたしはマジカリングワールドをやり始め、楽しくなってきてご飯とトイレとお風呂以外はずっとこっちの世界に来ていた。



「うーん、パッとしたクエストないなぁ~」


 あたしは冒険者ギルドでクエストが張り付けられている掲示板を見ている。

 始まりの村から東の街へ移動した。

 この辺はまだ強いモンスターがいないけど、慣れて来たプレーヤーが一番多い場所で街自体もかなり大きい。


 ここを拠点として冒険をしているパーティーもたくさんいるけど、あたしはソロなので自由気ままに楽しませてもらっている。

 現実の世界は多分お昼ちょっと前。

 まだお腹が空いてないので、ひと狩り行きたい気分だ。



「うん? 森の中に遺跡が出現?? 調査依頼はマッピングで一回層と二階層かぁ。人の為にマッピングするのなんか嫌だけど、新しいダンジョンならまだ荒されて無いか……」


 このマジカリングワールド、最新版は以前の古いマジカリングワールドと違い所々で追加のクエストとかが増えていた。

 中には今回のように新たなダンジョンが増えてたりもするので当時のリプレイだけではない。

 運営さんもそう言った所を楽しめるようにしているとは、流石に今一番の売れ筋ゲーム。


 前回の時に森にダンジョン出現なんて無かったから、行って見ようか?



「なぁ、あんたもしかしてソロか?」



 行こうかどうか悩んでいたらいきなり声をかけられた。

 一瞬ビクッとなるが、あまり人とは関わり合いになりたくない。


「なぁ、そこの騎士のお嬢さん、クエスト眺めてるあんただよあんた」


 完全にあたし以外の誰でもない。

 仕方ないので振り返ると戦士風の男がいた。

 彼は私の顔を見てちょっと驚いていた。

 後ろには剣士っぽい女性や神官っぽい女性、魔法使いのお爺さんや盗賊風の女の子もいる。

 

 もし性別とかみんなそのままなら暇だよねこいつらも。

 平日のお昼前からゲームしてるんだもん。


「凄い美人のキャラだな。あんたもしかしてソロか? 実はさ、森に出来たダンジョンに行こうと思ってるんだが一緒にどうだ?」


「……」


 えーと、これってパーティーに入れってお誘い?

 見た感じまだそんなにレベルが高くはなさそうだ。



「ど、どうかな? あんた見た感じ結構レベル上がってるだろ? 新しいダンジョンなんて前作じゃなかったからどうなってるか分からないじゃないか、ここは強い味方が欲しんだが……」


「やだ……」



 だぁ~っ!


 久しぶりに他の人と話するんで話し方忘れてるぅ!

 ちょっと、今のあたし何!?

 ツンデレキャラ?

 いやぶっきらぼう??

 いくら何でもこれはちょっと失礼なのでは!?



「あ、えっと、そっか、俺らのレベルじゃお荷物だもんな。悪かった、レベル上げたらまた声掛けさせてもらうよ、じゃ」


 そう言ってその戦士風の男たちはすごすごと行ってしまった。


 

 さわさわさわ



 途端に周りから囁き声が聞こえる。


 

 しまったぁ!


 流石に今のはまずかったか?

 フレンドリーは苦手でも、もう少し言い方があったんじゃないだろうか?

 今のキャラ外観上この場で頭を抱えてしゃがみ込む事は出来ない。

 あたしは頬に一筋の汗を流しながら済ました感じでクエストの紙を引っぺがし、カツカツと靴底の音を鳴らせて冒険者ギルドを出る。


 そして忍者職で得たスキル、影移動ですぐに街の外れまで行く。



「ぶっはぁ~、まずった! いくら何でもあれは無いでしょ? どうしよう、今度冒険者ギルド行ったらツンデレ女騎士とおすましさんとか陰口言われたらどうしよう!!」



 いくら人との関わり合いをしたなくても陰口叩かれたり後ろ指さされるのは嫌だ。

 あたしは静かにひっそりとこのゲームを楽しむつもりだったのに、まさかこんな事で!!



「……やめた、悩んでいても仕方ない。とりあえずお昼ご飯にする前にダンジョン見てこよ」



 一通り悩んでから気持ちを切り替える。

 こう言った事は深く考えると眠れなくなる。

 ここは気分転換にダンジョンのモンスターでも狩って気晴らしをしよう。


 あたしはそう決めてすぐにマップ表示して目的のダンジョンをマーキングするのだった。



 * * * * *



「うーん、ここかぁ…… えっと、たいまつたいまつっと」


 マジックボックスでアイテムからたいまつを取り出す。

 そしてダンジョンに入るけど、たいまつはあまり先まで光が届かない。


「やっぱ魔法使いの職業も手に入れてスキルとか魔法が使えるようになりたいなぁ……」


 流石に戦士系とかをメインに選択したのでなかなか魔法使いの職業に当たらない。

 系列を見ていると薬剤師が神官になれそうなので、一旦神官からその上級職になって、更にその上の賢者を目指してから魔法使いに戻るって言うのがルートらしい。


 問題はその賢者なんだけど、神官の上級職、大神官になってさらにレベル80まで上げなきゃならないらしいので結構手間だ。

 なのでレベル上げを適度に出来るフィールドに行かなければならない。

 あ、ちなみに魔法使いの職業を持っていないと賢者になっても魔法使いの魔法は使えない。

 ルートが神官係なので使えるのが神聖魔法の上級のみとなってしまう。



「ところで前回気付いたんだけど、職業って最大三つもてるのね?」


 ―― はい、職業の保有は最大三つまで持てます。但し、外観はメイン職業の姿になってしまい、他の職業はサブ職業という扱いになります。スキルなどはサブ職業のものはメイン職業の状態でも使えます ――


 色々と職業の選択をしていたら、ウィンドーにサブ職業とか言う欄があるのに気付いた。

 前作には無かった機能だった。

 試しにサブ職業を入れてみるとすんなり入り、そのスキルとかが使えた。

 

 これは便利で、系統無視したあたしの職業を組み合わせると騎士の姿なのにさっきの冒険者ギルドから街はずれまで忍者のスキル、影移動が使えたりできる。


 あ、ちなみにこの忍者の影移動は短距離しか使えないので要注意。



「でも系統無視でもスキル使るとか便利だよね~」


 ―― ……はて、そんな設定できたのでしたっけ? ――



 なんかナビさんが言ってるけど、今はダンジョンに集中。

 オートマッピングを使ているから進んだだけ地図が出来あがっていく。

 問題はトラップとモンスターなんだけど……



「うおっ! なんか足元がぬちゃぁ~ってしたら体が痺れる?」


 ―― 麻痺毒のようですね。耐久力が弱いとHPが減ります ――



 なるほど、これは毒沼ってやつか?

 でもあたしのHP表示は全く減っていない。


「えーと、ああ、この位だとダメージにならないのかな?」


 現在私のレベルは騎士で80になっている。

 確か騎士の上限はレベル100なのであと少しでカンストだ、そうすれば上級職にジョブチェンジできる。

 騎士の上級職は確か聖騎士。

 聖騎士になると魔法防御も呪いもこう言った毒とかもほとんど効かなくなるらしい。


 でもなんで今のあたしで大丈夫なのだろうか?



 ―― 騎士レベル80ですが、他の職業とのレベル合算で既に合計レベルが130になっています。職業は騎士ですがレベル補正により上級職、聖騎士と同じステータスになっています ――


「えーとナビさんや、それではジョブチェンジする意味がないのでは?」


 ―― いいえ、ジョブチェンジしないと入手できないスキルなどがあります。現在は上級職と同じステータスになっているだけです ――


 にゃるほど、ジョブチェンジは必要なのか。

 まあ「やり直しシステム」あるから騎士がレベル100になったら聖騎士のジョブチェンジしてみよう。


 そうあたしが考えていると、忍者で得た感知スキルに反応がある。

 どうやらモンスターの群れのようだ。


「うっし~、それじゃぁサクッとやっつけましょうか!!」


 通路の先のT字路に差し掛かると右側にコボルトの群れがいた。

 数は五匹。

 今のあたしのレベルでは全く脅威にならない。


「まあ、あたしに出会ったんが不運と思ってね、さっくりと倒してあげる!」


 言いながら剣を抜くとなんとこいつら壁を壊して逃げだした!?


「何で逃げる?」


 ―― はて、あれはメタルコボルトですね。倒せば一気に大量の経験値が入ると言うレアなモンスターです ーー



「にゃにぃ!? それは逃がせない、マテぇ~っ!!」



 壁に空いた穴にあたしも入ると、そこには足場が無かった。



「へっ?」


 ―― おや? バグのようですね、階層設定が狂ってます。落ちます ――



「な、ちょ、ちょっとぉっ!!」



 あたしのその声は落ちながら遠ざかって行くのだった。



 * * * * *



「いつつつぅ~、どんだけ落ちるのよ? うげ、HP残りほとんど無いじゃない!! あっぶなぁ~」



 痛みの感覚とかは疑似であるのだけど、死ぬほど痛いじゃなくてちょっと軽くたたかれたくらいに感じるだけ。

 実際にあの高さを落ちたら現実の世界じゃ即死だもんね。

 アイテムボックスから自作した回復ポーションを取り出して連続使用して回復する。

 

 そうそう、アイテムボックスなんだけど、おかしなことで追加で買えるアイテムボックスってのが有ってそれをアイテムボックスに入れてさらにアイテムボックスに入れると言う事が出来た。

 つまり、アイテムボックスが無限に拡張できると言う訳だ。

 

 雑魚モンスター沢山やっつけてお金には余裕があったから可能な限りアイテムボックスを買いあさりアイテムボックスにアイテムボックスをしまい込むという荒業をやったけど、手に入るアイテムどんどん入れてもまだまだ余裕があるのって素晴らしい。

 問題は何処に何しまったか覚えるのが大変って事だけど、その辺はナビさんが管理してくれているので何とかなっていた。


 ナビさんには、「こんな事思いつく人は初めてです」などと言われたけど、出来るんだからいいじゃん。


   

「さてと、結構回復ポーション使ったからほぼHP満タンまで回復できたけど、何この扉?」


 ―― バグでダンジョンのボス部屋に繋がったようです。ボス戦をしますか? ――


 ナビさんにそう言われて首をかしげるけど、東の街の周りの設定は初級レベル。

 今の騎士80レベルならなんら問題無いはず。



「マッピング終わってないけど、やっちゃおぅ!」



 そう言って私は扉に手をかける。

 重そうな扉は私が手を着けると簡単に開いて行った。


 中に入るとマジカリングワールド特有のボス部屋っぽかった。


 薄暗い空間に所々魔法のかかがり火が壁際に有って、中央の広間に魔法陣が現れる。

 そして魔法陣が輝くとそこから浮かび上がるようにボスモンスターが現れる。



「さあ、いっちょやるかぁ…… ってぇ、あれってベヒモス!?」



 おかしい、あのモンスターって確か中級以上のエリアに出る結構と強いボスキャラのはず。

 騎士じゃ倒すのが難しい、パーティー組んでも何人かやられちゃうほど強力なモンスターのはず!!



 ―― ボスモンスター「ベヒモス」。 本ボス戦は勝敗が決まらないと退出できない特別戦となります。それではボス戦を始めます ――


「いやちょっと待ってよ! いきなりベヒモス相手だなんて聞いてないよぉっ!」



 ナビさんの戦闘開始の合図と同時にベヒモスはこちらに突っこんでくる。

 とっさに忍者のスキルで避けたけど、こいつって硬いわHP高いわ、特殊攻撃で土魔法系使ってくるわで前作ではお兄ちゃんと一緒に戦ってもなかなか倒せない苦い思い出があった。


 それが初心者エリアで発生するとは、どう言う事?

 出てこい運営!

 ちゃんと説明しろ!!



 どッカーン!   

 


「くっ、影移動無かったらヤバかった」


 体当たりが三回、そろそろ魔法攻撃が来るか?

 あたしは慌てて影分身をして三方向からベヒモスに切り込む。

 勿論うち二つは影なので攻撃力は皆無。

 でも、もしベヒモスの魔法がそちらに向けばチャンスになる。



 ぐぐぐ……

 どんっ!


 すばばばばばっばっ!



 案の定土系の魔法、石礫が飛んで来た。

 しかしそれは一番近い影分身に向かって行ってその体を貫く。

 同時に影分身は消え去るけど、魔法を使ったのでしばらくの間はベヒモスは動けない。



「斬鉄波っ!」



 剣士スキルで手に入れた防御力を犠牲にその一撃だけ倍のダメージが与えられる技を繰り出す。



 ばしゅっ!

 


 それは見事にベヒモスのお腹に当たってベヒモスの上にあるHPゲージが一気に下がる。

 よっし、効いてる!


「影分身!!」


 すぐにその場を離れてまた影分身をする。

 前作と同じならこの後三回突撃攻撃でその後また魔法攻撃が来るはず。

 こちらのスキル影分身と影移動、斬鉄波はMP消費するから後は全部で六回くらいしか使えない。


「どこかでMP回復ポーション飲まなきゃ、来たっ!」


 ベヒモスはやはり突撃攻撃をしてくる。

 幸いにも影分身に突っこんでくれるからその間に通常攻撃を後ろから仕掛ける。



 ざんっ!



 攻撃は当たったけど、ベヒモスのHPはそれ程下がらない。

 流石に硬い!


「でもっ!」


 すぐにまた影分身で二回目、三回目の突撃をかわしてその都度地味に小ダメージを与える。

 そしてまた魔法の攻撃になるけど、影分身をしてすぐに相手の懐に影移動をする。



「接近しての攻撃はダメージが増えるはず、いっけぇ斬鉄波っ!!」



 ベヒモスが使っている魔法は自分の懐には向けられない。

 なので思い切り剣を振って斬鉄波を叩き込む!



 漸っ!!


 ぐぐぐぐぅぅ……



 すぐさままた離れてベヒモスのHPゲージを見るとあと半分。

 影分身も影移動も斬鉄波もどれか一つ、あと一回しか使えない。



「えーと、えーと、とりあえず影分身!!」



 お願い本体に突っこんでこないで!!


 あたしはそう願いながらベヒモスから距離をとってアイテムボックスから回復ポーションを取り出し連続でそれを飲む。

 小学校で牛乳早飲み大会を制したこの優津子様を舐めるなぁ!


「うっし、半分以上回復した!」


 自分のMPが回復したのを確認して影分身に突っこんでいたベヒモスに後ろから「斬鉄波」を喰らわす。



 漸っ!



 ぐぐぐぐぐぅぅぅぅぅ……


 

 よし、見事にそれが決まった。

 でもこの間に攻撃を受けたらダメージ二倍でこっちがやられる。

 まさしく諸刃の剣。


「あ、あと一回斬鉄波が当たれば倒せる! がんばれあたし!!」


 そう言って自分に気合を入れると、ベヒモスの動きが変わった!?

 あの体勢、後二階突っ込んでこないで魔法を使うつもりだ!



「ちょ、ちょっとタンマ! 前作はそんな臨機応変しなかったじゃんっ!」



 あたしの叫びもむなしく影分身を発動する前にベヒモスの石礫が飛んでくる。

 とっさに防御をするけど、体のあちらこちらに石礫が当たりあたしのHPゲージが一気に下がる。


「いだだだだだだっ! 何よこれ攻撃にも疑似痛覚あるの!? って、あたしのHPやばっ!!」


 まずい、通常御攻撃一回喰らってもお陀仏じゃん、コレ。

 しかしベヒモスは今魔法を使った。 

 これでしばらく動けないはず。

 こちらのMPはまだ四分の一以上はある!



「喰らえ、斬鉄波っ!!」



 動けなくなっているベヒモスのお腹目掛け、あたしは斬鉄波を放つ。

 それは見事にベヒモスのお腹に当たってベヒモスのHPを一気に減らすが……



「なんでこれで倒れないのよ!? やばっ!」



 もしここで通常攻撃の一発でも来たら!!


 が、ベヒモスはすぐに魔法を発動させる体制に入る。

 慌てて影分身を発動させて本体だけ大きく引き下がる。

 そしてベヒモスは魔法の石礫を接近していた影分身に放つ。



 ぐぐぐ……

 どんっ!


 すばばばばばっばっ!



 「チャンス! 斬鉄波っ!!」



 ざ、漸っ!!



 MP全部使って最後の斬鉄波を放つと見事にそれがベヒモスに当たりふるふる震えて崩壊して消えた。


 そしてベヒモスが消えた後に「YOU WIN」の文字が浮かび上がる。

 あたしはその場で女の子座りでへたり込む。



「か、勝ったぁ~っ!」



 危ないのなんの、HPも残りわずか、MPだってほんとに残り1で気絶寸前。

 よくこれで勝てたもんだ。


 と、ベヒモスを倒したのでボス部屋が明るくなってアイテムが出現する。

 それは全身を覆うような鎧で騎士や戦士に重宝しそうなものだった。



 ―― レアアイテム、「魔獣装甲」を手に入れました。装備しますか? ――


 ナビさんのその声で「Yes」と答えると体が光ってちょっとおどろおどろしい全身鎧が装着される。

 まあ、女性なので女性的シルエットはちゃんとあるけど、なんか生きているかのようなその鎧。


「って、これは……」


 少しづつだけどHPが勝手に回復し始める。

 そして経験値が一気にたくさん入って来て騎士レベルが100に到達する。


「うわっ、なにこれ?」

 

 ベヒモス倒して一気にレベルが20も上がる?

 いやいやいや、前の時はそんなに上がらなかったはず。

 首を傾げ、とりあえず街に戻ろうとしておかしい事に気付く。



「ねぇ、ここって東の街の近くの森の中のダンジョンよね?」


―― いいえ、ここは西大陸の砂漠の塔にあるダンジョンです ――


「え”っ!?」



 ちょっと待て、それって上級者エリアじゃん! 

 しかも砂漠の塔って言ったら前作のほぼ後ろのクエストじゃん!!



「なんで東の街から西大陸の砂漠なんて所にいきなり来てんのよ?」


 ―― バグのようですね、メタルコボルの作った穴がバグに繋がり、ボス戦に突入する時にランダムでここへアクセスしたようです。東の街に戻るには「帰還の魔晶石」か「帰還魔法」が必要となります ――


 って、そんなアイテムも魔法も無いってば!!




 あたしは大きくため息をついてとりあえずボス部屋から出て砂漠の塔の前に行く事にするのだった。



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