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2024年6月22日 09:53
なんと、想い人に振り向いてもらえない者同士、こういう慰め方もあるのですね。思わず「うん、うん」と頷いてしまうほどの、説得力があります。そして、イエンウィアへのみかみさまの<愛>をものすごく感じます。物語りの展開上死ななければならなかったイエンウィアですが、こうして子を成せば、その命は永遠に続きますね。
作者からの返信
明千香様共感して頂けて有難いです。ありがとうございます。イエンウィア推し、ばれていましたか(笑)そうなんです。私、イエンウィア大好きでして。彼は何と言いますか、私の中の美学を全集中させたようなキャラクターなんです。凡人の美学、負け犬の美学、などでしょうか。自分の凡庸さを認め、心中のどろどろとした感情とも闘って闘って闘った挙句、最後の最後で殺しきれなかった自分の本性を恥じて死んでしまうという。なんとも気の毒な人なのですが。でもこれが人間であり一種の美しさだよな、なんて生意気にも考えたりいたしました。それを表現する為に『新・砂漠の賢者』で用意していたカエムワセトとフイの会話があります。カエムワセト「彼(イエンウィア)の死を純粋に悼み、安寧を願う事ができないんです。彼がもういないと思うと、怖くて仕方が無いんです。私の心には、馬鹿みたいに取り返しのつかないことばかり」フイ「そうあやつを聖人扱いするな。あやつは確かに賢くあろうと努めていたが。時には負の感情に苛まれ諍いを起こす事も、思い通りにならず壁を蹴る事もあったよ」と。けれど、お前ら喋りすぎて興醒めじゃー!と考え直し、現在の体に変更いたしました。イエンウィアにレクミラという女性をぶつけて、子供を残させたのは私なりの『ごめんなさい』です。とはいえ、過去話を作る際にはまたイエンウィアを登場させる予定なので(笑) まだまだ彼には働いてもらう気でおります。最後になりましたが、本作を読んで下さって、本当にありがとうございました。感謝です。お返事が長くなりすみません。
なんと、想い人に振り向いてもらえない者同士、こういう慰め方もあるのですね。思わず「うん、うん」と頷いてしまうほどの、説得力があります。そして、イエンウィアへのみかみさまの<愛>をものすごく感じます。物語りの展開上死ななければならなかったイエンウィアですが、こうして子を成せば、その命は永遠に続きますね。
作者からの返信
明千香様
共感して頂けて有難いです。ありがとうございます。
イエンウィア推し、ばれていましたか(笑)
そうなんです。私、イエンウィア大好きでして。
彼は何と言いますか、私の中の美学を全集中させたようなキャラクターなんです。凡人の美学、負け犬の美学、などでしょうか。
自分の凡庸さを認め、心中のどろどろとした感情とも闘って闘って闘った挙句、最後の最後で殺しきれなかった自分の本性を恥じて死んでしまうという。なんとも気の毒な人なのですが。でもこれが人間であり一種の美しさだよな、なんて生意気にも考えたりいたしました。
それを表現する為に『新・砂漠の賢者』で用意していたカエムワセトとフイの会話があります。
カエムワセト「彼(イエンウィア)の死を純粋に悼み、安寧を願う事ができないんです。彼がもういないと思うと、怖くて仕方が無いんです。私の心には、馬鹿みたいに取り返しのつかないことばかり」
フイ「そうあやつを聖人扱いするな。あやつは確かに賢くあろうと努めていたが。時には負の感情に苛まれ諍いを起こす事も、思い通りにならず壁を蹴る事もあったよ」
と。
けれど、お前ら喋りすぎて興醒めじゃー!と考え直し、現在の体に変更いたしました。
イエンウィアにレクミラという女性をぶつけて、子供を残させたのは私なりの『ごめんなさい』です。
とはいえ、過去話を作る際にはまたイエンウィアを登場させる予定なので(笑) まだまだ彼には働いてもらう気でおります。
最後になりましたが、本作を読んで下さって、本当にありがとうございました。感謝です。
お返事が長くなりすみません。