応援コメント

死んだ葉の吹き溜まりほど秋香る」への応援コメント

  • 句会にて皆さまの選評を拝見し、後になってじわじわと「ああいいなあ」と気づかされた句でした。素敵です。

    作者からの返信

    ゆげさん
    コメントありがとうございます!

    じわじわとでも伝わって良かったです。
    ありがとうございます。

  • コメント失礼いたします。

    僕は秋って終わるってイメージがあるんですよね。
    凡人の感覚だと月並みにイメージですが、詩一さんだと死んだ葉になるんですね。
    おもしろいというのも失礼かもしれませんが、おもしろい感覚です。
    ちにみに、終わるのイメージで秋の句を書こうとしているのですが、全然うまくできなくてほぼ断念しかけています。笑

    作者からの返信

    烏目浩輔さん
    コメントありがとうございます!

    一般的には実りの季節と言われてますけど、私たちにかかると終わるとか死んだとかになるんですね(笑)
    おもしろい感覚と評価してくださって嬉しいです。作家ですからね。失礼なんて思いません。おもしろいは誉め言葉だと思います。
    ええ!? 烏目浩輔さんなら、きっと良い句が詠めると思います。楽しみにしております。


  • 編集済

    「死んだ」葉から香るという表現が本当に素敵だと思います。あらゆる生き物は死ぬと腐り異臭を放ちますから、私は死という言葉について無意識にそのようなイメージを付与していましたが、この句ではそれが覆された驚きがありました。そして「吹き溜まり」という書き方も好きです。こちらも行き場を無くし閉ざされてしまった鬱屈としたイメージの言葉でしたが、この句では暗い言葉がかえってそこに留まる葉たちの豊かさを強調していて素敵だと思います。まさに秋ならではの豊かさを表された句だと感じました。

    また、季節が香るという表現に対して足元から香ってくる書き方もとても好きです。この句の指すような季節だからこそ、死臭になぞらえた香りの表現がぴったりだと思うんですよね。確かに他の季節も足元から香りを感じることはあると思うのですが、この句の読まれる時期とは少し質が違うように思います。特に春や夏はもっと生き生きと、鮮やかに、積極的に香るイメージです。表現の合わせ方が最高だと思いました。

    それから色とりどりの葉の色や形の美しさを描写せず、敢えて「死んだ葉」として切り取られる感性が本当に素敵だと思いました。私は枯れ葉を見ても色に気を取られて香りに集中しないことが多いので、そう言った意味でも斬新な句だと感じました。

    17音の作品に対し、明らかに長すぎる感想を失礼しました笑

    作者からの返信

    瞳さん
    コメントありがとうございます!

    死体の匂いを「秋の香り」という我々の感性はどうかしている。
    と言うところから始まりました。
    そして、どうかしている我々の感性が、たまらなく好きなのだと思いました。
    矛盾を抱きしめて、今日も今日とて生きていきます。

    句を事細かに解説してくださりありがとうございます。多分私よりこの句をご存じでしょう(笑)

    言われて気付いたのですが、香りは息を止めないと入って来るものですよね。色彩なら目を閉じるか目を逸らせば感覚を剥奪できますが、匂いはそうもいかない。呼吸を止めると言うことは、つまり生きることを一時的に辞めていると言うことですから。
    つまり、生きるためにどうしても対応しなければならないのが匂いなんだと思います。たとえそれが死体の匂いであったとしても。
    存外、美しい死体がそこら中に落ちている世の中なら、その匂いをかぐわしいと感じるのかもしれません。人間は、そういうバグり方をする脳みそを持っていると思いますし。

    長編のラストに書くレベルの長文感想をありがとうございます。多分私が思いついて詠むまでの時間よりも費やされたかと思います。大変励みになります。

    ありがとうございました!