神仕官 森田朱音
若田 神奈
序章
全てには、事の始めがあることを示して置きたい。
時は、平成二十七年の年初めのことである。
世間は、年末年始の休暇明けで正月気分が残る様子で足取りがどことなく重い。
しかし、海外ではそうではなく、憎悪や悲哀に満ちており、状況がよろしくない。
この様な最中、高く天の原を統治していらっしゃる神が『何か』を弓で引き、お飛ばしなっさた。
『何か』は天から地へ向かい、雲を突き割る速さで日本の上空へと至った。一瞬静止し、再び向かい降りて参り、ここに辿り着いた。
それをはじめに手に取り、持った人こそ、この顛末の事の始めだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます