二つ目これ最高
金曜日の午後授業が翡翠と被っている唯一の日当然席は隣である。なので授業は最初は聞いてるけど後半は当然のようにイチャイチャが始まる。
手を繋いだり、つついたり、ほっぺプニプニしたり、しまいには俺の膝の上に座ってるというような感じである。
膝の上に乗ってるときに女の子的にやられたくないのは重々承知の上でおなかに手をまわした。ちょっとびっくりして体を揺らしていた。
「ごめん、でも翡翠を感じたかったし一番これが落ち着く」というと「それじゃ強く否定できないじゃん」私も感じてたいし…と最後は聞き取れないような声でつぶやいた。
「可愛いな翡翠は…ものすごくかわいい」
可愛いと言ってたら腕の中でプルプル震え出した。そして勢い良く振り返ってそれやめてと顔を赤くしながらペチペチと叩いてきた。
「何?可愛いって言われるのやなの?」
「違う…嬉しいけど恥ずかしいだけ」と赤くなった顔を両手で隠しながら言っていた。
う”…うちの彼女がくっそかわええ…
誰かここまで我慢してた俺を褒めてほしいね
「そんなこと言われたら止まれなくなりそうなんだけど」
「っ…せめて家帰ってからにして…ここだと恥ずかしすぎる」
カーーーーこれだよこれ可愛すぎなんだって
やめてと言われたけど可愛すぎて泊まれそうになかったので回していた腕を俺の方にひきつけもっと密着して肩にあごのせて
「ふぁ〜こんな心地いい香りと安心感してたら眠くなっちゃうなぁ…」
「……えここまでいちゃついといて終わらせるの?」
「ん?帰ってからがいいんでしょ?」
「………」と期待してたことがまるわかりに真っ赤に染まってたので下を向いてプルプル震えてたので慰めるためにもキスをした。
「もう!期待させて落としてからこれとかほんっと意地悪!」
「ホントは嬉しいくせに」とからかったように俺が笑いながら言うと
翡翠が「そんなの当たり前じゃん」と断言してきて今度は俺が下をうつむく番になってしまった。
そのあと翡翠が流石に講義受けるからもとに戻るねと言ってたのでおろしてあげてちゃんと講義を受けた。ときとぎわからないのを得意な翡翠に聞いたくらいで大学生らしいことをして講義を終えた。
「はぁ疲れた。一週間なげぇ」と帰って早々カーペットの上に寝ころんだら
「しょうがないなぁこっちおいで」と翡翠が自分の太ももをポンポンとしてた
「まじ?やったぁ翡翠の膝枕あったかいし落ち着くからすき」と力なく翡翠の太ももに頭を預けた。
「翡翠も疲れてるだろうにごめんね」
「いいよ灰世のとろけた顔見るの好きだし…だから耳かきでもしようか」最近やってなかったしねと言いながらもうすでに耳かきがあったので事前に用意してたのかもしれない
「ありがと…それと例のごとく寝たら起こしてくれてかまわないからね足もしびれるだろうし」
「わかった。」
耳かきがはじまった。毎度のごとくほんとに耳かきするのうまいんだよな翡翠ってそこまで痛くないしかといってゴミが取れてないわけでもないしとっても心地よい感覚しか残らないから自然と寝ちゃうんだよねぇ。
「はぁ~いお客様きもちいいですか?」
「ん~きもちいぃよ~」
「もうそんな寝そうなとこまでとろけてるの?まぁ今日の講義難しかったもんね」
とおもむろに耳かきをやめて頭をなでてきた
「ほらよしよ~しいい子だから早くおねんねしましょうね、起こしてあげるから」
……この子怖い全力で甘やかしてくるからだめだめになりそうしかも何がやばいって人としてダメになるんじゃなくて翡翠がいないと生きていけなくなるようなとてつもなくどろっどろに甘いのよ…お互い似たようなことしてるし全然いやじゃないからいいんだけど。
「やめてくれこれ以上は幼児化する…バブってしまうからこれ以上溶かさないでくれ…」
「だーめ今日は疲れてるだろうし講義中にさんざん恥ずかしいことしてきたから溶けてもらいます」
バブりなさいと言わんばかりに甘やかしの度合いが上がった。
「ママぁ…もっと頭いい子いい子してぇ~」
「あぁ~可愛いねぁ~灰世くんはぁ~」とこのようなかんじで永遠と甘やかしてきてそのまま夜
「さすがに起きてご飯食べてねよ?」
「…ぁあ今何時?」
「午後八時」
「…え?マジ?」
「うん」
そ、そんな大体二時間もふにゃっふにゃに溶かされて寝てたのか…
「気持ちよく寝れた?」
「気持ちよすぎてこれから寝れなそうなくらいだよ」
「それはよかった」
「飯は俺が作るから休んでて。どうせ俺が起きるギリギリまで膝枕してて足しびれてるだろうし」
「うぐっ…わかった」
そうなんだよな…翡翠俺のためなら結構我慢する癖あるからな…
やっぱり溶かさなければ
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