第49話 マリナさんの心と父さんに会ったら
横向きで寝て目の前のオッパイを揉んでいる、わずかにある反応を楽しむ。
クリームさんが頬を赤くして微笑んでいる、満足してもらえたようだ。
「マリナさんあれでよかったの?」
軽くうなずいていう。
「うん、大分きれいになってた」
「じゃあよかった」
「んんっ、はぁ、僕では駄目だった」
気になることの確認もしておこう。
「従属の約束させられたけど」
「元々尽くしきるタイプだからぁ、色はすこし、ず、つ」
頭を抱かれたのでオッパイに挟まれた。体がジッと動かなくなった。
下に手を伸ばしてみると何とか届く、お尻を緩く触ってみると腰を曲げて近寄せてきた。
上を見て可愛いほっぺたを見ていると、気付いたクリームさんがキスをしてきた。
猫のように背を曲げて腰も愛撫を受け入れている。オッパイは離れてしまったが左手で触れる。
息が荒くなり自然口の感触が薄れる頃にクリームさんの足が広がっていくのが分かった。
仰向けにすると惜しむようにおでこにキスされた。
クリームさんの荒い息遣いが聞こえる、太ももが痙攣しだす、さっき終わったところだったので反応が早い。
わきの下、肋骨の真ん中辺りをさするとくぐもった声を出して体を捻る、さっき見つけたクリームさんのスポット。
投光器経由での反射光がクリームさんの波打つお腹をはっきり映す。
「あ、あの、坊ちゃん、坊ちゃん、んっ!!」
脇下を愛撫し、おへその周りに舌を這わして高速振動してみると直ぐに絶頂に達した。
クリームさんと寝ていると下半身にぬくもりを感じて目が覚めた、見るとマリナさんの濃い茶色の髪が見える。
桶のお湯で拭いてくれている、横を見るとクリームさんが手を又に入れて身を縮めている、恥ずかしそうにしているので先に拭かれたんだな。
私の視線に気付いたマリナさんが口を近づけてきたので止めさせた、なんだかここで焦ってはいけない気がした。
礼儀とばかりにパンイチで跪いている。この世界で二次成長?した女性は基本紐パン、股間の布面積は有るが横は紐だ。
片付けを始めた彼女の形のいいオッパイも、細い腰に着くプリッとしたお尻もよく見えるが笑顔は薄い。
横を向いて腰を伸ばして綺麗に服を着る彼女を見ていると思わず声が出た。
「逃がさないから」
自分で言って怖いと思った、精神の海でも、魂の淵でも追いかける意味だと感じた。
恐る恐る目を上げるとマリナさんが部屋を出る所だった。横からエッチな声がする。
「ねえ、きみ、いくつなの」
白んだ外の光が閉まるドアの隙間に見える。
「卵サンドと唐揚げとポテト」
「朝は揚げ物をしなくなりましたのでハンバーガーとモロコシはどうでしょう?」
「じゃあカボチャにゴマ塩とで」
「はーい、右にどうぞー」
リリカがトレイにミルクとお茶のカップを置いて渡してくれる、慣れてきたなぁ。
進むとユリシアさんの横でシャサちゃんが大人びた微笑みで迎えてくれる、ハニラシアちゃんと一緒に契約のキスをしたら一気に大人びた。
ユリシアさんが舌を出して笑顔で迎えてくれる、確か十八だったはず、エネルギッシュだったもんな。
兵士さんたちが干し肉を齧っていたので進めてみたが家族のいる人は辞退した。それでも水分は必要なのでお茶とスープは飲んでくれて、パンも幾つか食べていた。
当然奇異の目は昨日より強くなるわけで、かわいい子を見つけて近寄ると大き目の声で言ってみた。手をワキワキさせて。
「今晩どうお」
何かネタがあった気がするがまあ、彼女は予想どうり小さい悲鳴を上げて後ずさった。
逆療法がというか、何があったかはっきりしたのが良かったのか兵たちの目は大分落ち着きを取り戻した。
食べながら子供たちを見ていると違和感が、マリナさんが笑顔で相手をして、あれ、ママさんだ。
前の地面をリサに崩してもらったブランコジャンプが人気でその監視をしている、ロリエスちゃんを載せてあげたりもしている。
黒髪ショートのせいでうなじが凄く目立つ、凹凸は一番少ないが細いくびれが色気を倍増させてチャラだな、胸元を開けているのも好ポイントだ、きめの細かい白い肌が目を引く。
鎖骨の下あたりは脂肪が少ない方がいやらしく見えるのは何だろうか?。
忘れ物に気が付いたのですぐに。
「おはようっ」
「お姉ちゃんだ」
「おっはよー」
「ホシヨミ様、ツキヨミ様おはようございます」
フードコートに並ぶ二人に世話を焼くママさん。サイカちゃんとミレイヤちゃんが離れたのでナツフカさんがぽつんとしたドーラン君を抱き上げてブランコに乗せた。
「マリ母さん、おネーチャンみたい」
ブランコから下ろそうと抱き上げたロリエスちゃんに言われて嬉しそうに頬を当てあってる。
ローデルさんにパンのおすそ分けをとウィンドウを開けて見てみるとベンチベットの近くに誰もいない、屋台に気配があった。
見てみるとバニラさんがスーチさんの髪を洗っていた、下のベットから頭を出しているのを見て、仰向けの方が楽かもと思う。
「今の旦那は彼だから大丈夫だよスーチが良ければだけど」
「ごめん、ずっと美味しい水をくれてたでしょ、顔がずっと近くに有ってさ」
「私こそ!、裸にしたり嫌だったでしょ」
「それは大丈夫、昨夜久しぶりに尿意があってさ、でも上手く歩けなくて、丁度林から戻ってきた彼に連れて行ってもらったの」
「え、あ、違うよ、まだ本調子じゃないから気を使ったんだ」
性癖を疑ったわけじゃないと思うぞ。
「もう、子供じゃないわよ、心配だから支えててもらったの」
「う、ほんとに?」
「横を向いて、息も止めてたみたい。」
「うん?」
「かわいいわよねぇ」
「うん、うん」
「言ってもいい?」
「なに?」
「拭いてもらったの、気持ちよかったぁ」
「どうすんの、そんな話、いやっ」
くすくすと笑い声が聞こえる、後五六人増やしてやろうかっ。
ウインドウを閉じるとテミスさんがきた、テーブル席の隣に座って胸をそらしている。
今朝一番にいろんなアクセサリーを配った、例のごとく夜店スタイルで選んでもらった。
マリンカさんは首飾りだったはず、遠めでも首から頬まで瑞々しい。
首周りの人気が高かったな、いけない、ブラジャーを忘れてた、ありがとうオッパイ。
ポインと跳ねる右手、大きいな今の自分の手で揉むのは無理だ。ポイんポインとあちこち触る。
微笑んでいるのでいろいろ触る、脇の当たりは少しくすぐったそうに、お腹の辺は額にキスをされてはぐらかされた。
ほっぺたを触るとぐりぐり押し付けてきて、指をあまがみされた、しばらくして抱きしめられて動けないのでちょっと確認。
「テミスさん」
「なぁに」
「怒らないでね」
「セリちゃんの彼氏みたいに他の男に犯されろなんてないよね?」
それで蹴りまくられたのか、趣味が合わなかったと諦めろ、元カレよ。
「歩くとき今以上、下が見えないと不便と思う?」
キョトンとしたがすぐに考えて。
「大きい人は基本背中が前か後ろに偏るからすぐ慣れると思うよ?」
大きな柔玉に挟まれて両手の自由は下乳しかないので上に持ち上げたりして遊ぶ。
卵と鶏じゃないけど巨乳が先か猫背が先かと言った奴がいたな。
その後下ろされて手をひらひらさせながらフードコートに向かっていった。
しまった。自分だけ楽しんでいったな。
赤ちゃんじゃないぞ!!!!、手は未だ小っちゃいけど。
ドウル・デニ・ジーニアス邸、竜の紋章の旗が見える、約千人弱、戦の数ではないが、いざこざの数でもない。
コルトバなら南だが東に向かっている。最近備蓄が尽きて不穏な空気があったと聞いたが向きが変。
ずっと東を眺めるときつね?コヨーテに近いか、大きいけど人よりは小さい、数は居ても相手は百人以上の騎士団、大丈夫だ。
だが手伝わない訳にはいかない、グリフォンの旗が見える。
水鉄砲で追い払う、透過させる海の深さを変えれば威力は自由自在、早々に追い払った。
最後の一頭を追い払って後ろを映すと騎士たちが左右に並んで真ん中からひときわ派手な鎧のオジサンが現れた宰相のダイスさんだな、その後ろにヤリ逃げ父さんがいる、セイラン母さんを拘束し、私の生存を知って出兵の準備をしながら軟禁部屋に足しげく通ったらしい。
誰何を受けたので名乗り姿見の了承を貰う。
「ほお、本当によく似てらっしゃる」
「目の色がだいぶ濃いがな」
母から連絡は受けていたようであまり騒がなかった。
「母さんを助けて頂いて有難うございました」
私の言葉に棘でもあったのか声を潜めていう。
「いや、あのだな、襲ったわけではないぞ」
「あはははははは」
薄汚れても、無精ひげでも、緊張していても、凛と立つ美丈夫のアットホームな言葉に吹き出してしまった。
ひとしきり笑ってローランド父さんが手持ち無沙汰にしだしたので本題を聞いてみた。
「はは、んっ、それで今どうしてこの数で出兵なんです?」
「お悔みの挨拶なんだよ」
「お悔みですか?」
「最後の奥さんを知ってるかな」
言葉を選んでいるので私も、名前忘れてるな。
「家で亡くなった方ですか?」
「ああ、サトウミレアさんだけど、ジーニアス家の遠縁でね、断られ続けてるんだ。」
ウジさんが生き残る可能性はマイナスになったな。
「まさか強引に行くんです?」
「違う違う、支援願いが来てね、いい機会だし、いろいろ確認にきたんだ」
そこまで来てるのか。
「僕も幾つか情報があります、交換しませんか?」
「ダイスどう思う?」
「聡明な方かと」
「いやあのな?」
「情報は金より価値があると」
すり合わせた結果、ジーニアスが先代に世話になったウジルノウを気付かう意味も含めてスマケラ湖の管理を直系の伯爵に譲るように進言したのが始まりらしい。
スマケラ湖は日本の本州の半分くらいの面積があり周辺の川のほとんどがここに集まっている。
領地区分の管理はコルトバ伯爵だが、湖単体を見れば管理はウジルノウ伯爵だ。
湖が無ければ税を下げれるしジーニアス領の南半分近くの肥沃な土地があり、広大な湖の管理に必要な人手も少なくて済む、他領よりは穀物年貢は多くても今よりは精神的にも経済的にも楽だろうと。
自身が先代から譲り受け知力の限りを尽くして守った自負があったのだろうが、管理伯爵衆四人以上の賛同があったら否やは出来ない。
毎年の譲渡穀物に駆けずり回った挙句の処置と捉えたかもしれない。
ジレンマに犯されてふさぎ込んで教会に行ったと。
護衛兵十数人と一緒だったのも運が悪かった、結果が完全に黒い方に流れてしまった。
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