第48話 ナツフカさんのスキルと保護
女性の寝間着はこれなのか薄く透ける絹の肌掛け、脇近くの紐一本で止まっている作務衣スタイル。
太ももよりわずかに下まである。
柔らかいボリュームのある長めの髪の毛を色紐で後ろに纏めている、前に来ない様にしてるのか?。
寝息とともに上下する胸を見ている、この寝間着は左上合わせ、向かって左側に寝ると右手をすぐに差し込める。
Eより有るか?、女性のカップ、実はあまり知らない、気に入らない乳房を見たことが無いから。
胸の突起が布越しに見える、寝息が聞こえる、軽く左太ももを上げていて覚悟が見える。
横に寝転んで胸の上下運動を楽しむ。
作務衣の上から触ってみると少し反応する。軽くつついたりさすったりすると突起の影がはっきりしてきた。
手を差し込むと柔らい弾力が手のひらを包み込む、揉み上げると上に盛り上がり突起が更にはっきりと見える。
「うん、ふぅ」
刺激が有ったのか吐息がもれる。厚めの滑らかな唇を舐めると薄っすらと開いた。
キスをすると自然に受け入れてくれた。
自分だけ息が荒いのが寂しい気がしてきたので強く唇を押し当てた。
「むぅ、うん、ん」
口の端から声が漏れて唇が固まるがすぐに優しい肉で舌を挟んできた。
彼女の息も荒くなってきて唇を僅かにずらして熱い空気を漏らす。
ナツフカさんの両手が私の後ろで振られている、やがて悔しそうに私の体に巻き付いてきた。
覚醒したての感覚で男の胸を抱きしめようとしたのか?。
私の口内を彼女の舌が犯しだす、力では勝てない、手は両方の胸にしか行かない。
「はぁ、はぁ、うんっ」
力の抜けた舌を外してしばらく熱い呼吸を二人でする。
「じっとして」
「うんっ、え?、あぁ、は、はい」
抱きしめられて自由に動けなかったから言ってみたらすぐに力を抜いてくれた。
下唇を挟んで愛撫すると息がかかるのがくすぐったい。顎から首筋に舌を這わすとのけぞるように受け入れる。
「あん、んん」
一瞬出た声に慌てたように口を閉じた、そのまま胸元を舌で触れると下半身がゆっくりと反応した。
ナツフカさんは全身が柔らかい、太く感じる場所は無いのに本当に柔らかい。胸元でさえこうして唇でつまめる。
「旦那様ぁ、あぁぁ、いや」
突然の旦那様呼びが気になって顔を上げる。ほほを染め、上気して、涙目で微笑んでくれた。
そこには最初の硬さも、トロッコの突飛さも、カニを盗んだ歪さも無くなった優しい笑顔があった。
うれしくなって抱き着く。
「あ、うん!、」
左手を背中に回すと彼女が右手を抜くように動かした時、上半身が強く反応した、一瞬手が意図しない動きをしたようだ。
左手が彼女が浮かせた背中にある、背骨の横あたりをさすってみる。
「ひゃぁ!、いや、ん」
上半身が逃げる様に動くが私の手を愛うように背中を浮かせている。
両手で体を支え、のけぞる柔肌に満足してお腹に抱き着く。
「あっ、あっ、あぁ、旦那様、旦那ぁ」
「動かないでって言ったのに」
私を抱きしめて丸まる体が暫くして小さく震えた。
体が固まってつらそうなので背中を責めていた手を抜くとゆっくりと背中を下ろして息を吐いている。
なんといういやらしさ、この愛らしさはどうだ。
仮に男子目的で彼女をさらったとしても離せなかったと言い切れる。
荒い息に合わせて動く柔らかい丘をゆっくり撫でている、また荒くなってきた吐息でハッキリと覚醒したのが分かった。
横を向いて耐える様に目を瞑っている顔が幼く見える。
体を動かすと耐えきれなくなって吐息を吐いて声を漏らす隠微な唇。
わずかに動かして合わせてくれる細く柔らかい腰。
見てるか。
「あ、ん、旦那様」
シーツを握って上体を振る裸身。
今は見るしか出来ないよな。
「あの、あのっ、ああっ!!」
激しく振られる大きな乳房。
もうお前の物じゃ無い。
「ひっ、ううんんっ、いやっ、やぁ!」
私を押しのけようとして上体を上げるがすぐに耐える様に肩に力を込める。
何人の人を泣かした、どれだけの不幸をばらまいた?。
「あ、ん、ん!!、しっ、はぁはぁはぁ」
また仰向けになり真横にのけぞって痙攣しだす。
自分の裸体を忘れたように身を伸ばして震えているのは俺の女だ。
「んっ、はぁっ、う、ぅぅ、はぁ、はぁ、んんっ」
大きく動くと、私も果てて彼女も動かなくなった。
弛緩して動かない身体を指でなぞっていると反応しだした。
悔しいか、壊したせいで壊される、叫んでみろ、聞いてやるぞ。
腰を回すように引くと俯いて怪しく伸びをする。
「あ、あの、旦那様、あのもう、あの・・」
どうだゾルダン、高さを合わせて、いやらしく待ってるぞ。
髪が右に流れて左肩が見えるのが色っぽくて自然に手だ触る。
「あっ、」
こうだ!!、こうっ!。この悩ましい声が聞こえるか?。
肩を捻って私を薄眼で見ながら愛らしい口を開閉して荒い息を抑えて微笑んでいる。
「旦那様ぁ」
もうこの愛らしい媚は私の物だ。
肩を上げて左手で支えて耐えながら、乳房を揺らして必死に訴えてくる。
「んんっ、ね、ぇあ、あっ!」
この震えも、熱さも、吐息すらお前には届かない、どうだ?どうする?、何かできるか?。
二人とも思わず息を吐くと大きな動きになってしまう。
おれのものだっ!!!。
顔が温かい、良い匂いがする、前に動かすと柔らかい肌の感触。
寝ていたのか、ぼんやりしていた視界がはっきりしてくる。
目の前に白いふくらみが見える、思わず触ると手のひらに温かさが広がる、目の隅で左脇が震えるのが見えた。
上を見ると柔らかい唇が見える昨日確認した。下にある左手を上に伸ばして触れると少し開いた。
唇をしばらく堪能して右手に意識を向けた、背中を優しく上下させる。
上体がびくりと動く、そのまま愛撫を続けると熱い吐息が聞こえた。
ユックリ上を見るとナツフカさんが優しい目で見ている。
左手の指で下唇をなぞると少し開いた。
暫く指を飲み込まれる感触を味わっていると唇を放して息をのんで言われた。
「旦那様が、したんです、ちゃんと、ねぇ?」
かわいい声が求めてくる、拒絶する、謝る、懇願する、やがて屈服し絶頂を迎える。
息が整え終わったころにキスをしようとして急に何か気付いたように上を見る。
慈愛の混じる強い意識がみえる。
「起きたとき居ないのはさみしいよ?」
「すみません旦那様」
肌着を羽織りパレオを巻いて肩掛けを被って私に頭を下げながら言われた。
「いつでもお待ちしてます」
大人の顔で言う彼女に激しく欲情したが我慢だうん。
パタパタ足音がする閉じかけの扉を見る、レールが斜めになっているので自然に閉まる。
ああいうスキルも有るんだ、共感性とかだな、強制的に彼女の気持ちに引きずられた。
何度も犯されて求めてしまった事も有ったんだろう、自虐を含めて吹っ切れたと思いたい。
先の事を考えた、もし幸せいっぱいの快感を得たら周りの人間はどうなるんだろう?。彼女の保護は大変かもしれない。
「ひどいよう」
クリームさんが腰をかがめて入ってきた。
「終わりました?」
「さっき確認に来た」
「そうですか」
「僕が分かるって、知ってるよね」
「はい?」
「あんなに、あんなにぃ」
「あ、あのクリームさん?」
「僕も、ねえ僕も」
キスをされて服を脱がしてもらった。
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