今日も京とてどこへ往く

ぱぱぱぱぱぱぱぽぱぱぽぱぱにぱぱぱぱぱぱ

今日も京とてどこへ往く


初愛宕 白息散らし いざ登らん



白露の 母衣を纏いし 徒の頬

 石なきものぞ たれかまつらめ



岩清水 巨椋の入江 望みては

 いま清めれど やはためしなし



秋深くる 紅くじき 粟生の空

  塗れ手にあわく 参道は濃く



よのためし そびゆ古城に 桃の花

 ふしのなをうか うたかたのこり



朱色 草いきれ 鐘の声

 遍く人の波 ただ夏の夜の夢の如し



眉そばめ そぞろ歩き 鴨川三角

  北山しぐれ 合格争奪戦



まつがさき おくりおくられ あきはきぬ

  ひどこをいえど なもあみならぬ



墨染桜 色出にけり 我が氏は

 ふしみず浮かぶ すみぞのこれる



京都市 最北端 私は登る

 ひっそりと登る ひたすらに秋霖 



おろしぶたい かれあしすくめど おまえだち



衣笠にかかる化粧の雪なれど舞う鳳凰とて寒空の下



夜桜を フラット見に行く きぶんね

   くらくらまわりたい きぶんね



唐櫃越 めざす秋桜 風うけて



あしかるく

金閣寺行き  

わらわら天神

ゆられゆられて

ほなみのように



試験終へ手狭に啜る一条寺霜焼けの手を擦り合わせて



盛夏へと思索に行くのも良いけれど

四条あたりでお茶しばき哉



風そよぐ襟をただすの盛りの夏

彷徨うばかりかこのみを任せ



指をさし 遠く見つめる 一文字

 身や冱つよさに  たんごが出てこず



午睡揺れ木津かぬうちに辿り着く

  あなたもわたしもさよをなら

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