俳句(5)

木漏れ日がスマホを照らす皐月晴れ


笑顔萌ゆ山にみどりや皐月晴れ


▼「皐月」


「ことひな」でも取り上げましたが

現代の「皐月」は五月、初夏

旧暦「皐月」なら、少しずれてちょうど「梅雨」の時季


「皐月」をどちらに見るかで変わりますよね?


現代で「五月晴さつきばれ」とすれば初夏一択でしょうが

「皐月晴れ」としたら、さて……


ということで、どちらに取られてもいいという感じで


●ちなみに


それぞれ、五月とみるか梅雨とみるかで少し感じが違うのではないでしょうか?


一つ目

お外でもスマホに目を落とすこと多い現代ですが

五月なら日差しを避けて

梅雨時なら少しの雨を避けて

木陰に入ると、ふと木漏れ日が差す

それに気付いて顔を上げると皐月晴れが広がっていた


二つ目

状況的にはそのまま

初夏の新緑に包まれる山がきれいだなあ

梅雨の晴れ間、山の遠景、濡れて光るもきれいだなあ

萌えるは笑顔と山の両方にかかっているという具合


そんな風景



五月みどりさんって、なるほどなあって今なら思います





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る