短歌(5)

振りむいた君の瞳がうるんでる

早く帰ろと綱を引いても



雨でも散歩には行きたがるんです!


雨で散歩に出られなかった日が続き

やっと出られたと思えばまた雨で

みるみるびしょ濡れになって

綱を引くと振りむき、その顔がまたなっさけないというか


わんことの一場面


昔を懐かしみました


上の句ではせつない恋唄を想わせつつ

下の句では逆転させて微笑ましく


そんな転換の妙も狙ってみました

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