株価の高値や安値は後から分かるもの

 日々トレードをしていると,ここの安値で買って,ここの高値で売れば,爆益だよねって思うことがある。

 しかし,どこが安値や高値になるかは後から分かることであり,現在の株価が安値なのか,高値なのかは永遠に分かりようがない。

 安値と思って買ったら,さらに安値があったという経験は数知れず,そもそもザラバ中は様々な銘柄でアルゴが忙しく動き回っているので,買うと,一度は下がるし,売ると,一度は上がるのはお約束。

 スキャ職人は逆に持っていかれたら,すぐにロスカットするので,気が付けば,自分が買ったことによってその日の安値をつけさせたなんてことも多々ある。

 もちろん,当然その逆もあり,自分が空売りしたことによって,その日の高値をつけさせて,引けてみれば,長い長い上髭になっていたりする。

 出来上がったチャートをみると,こんな長い上髭の素っ高値を買う人がいたがよくいたものだなあとしばし眺めたあと,よく考えると,その高値を買ったのは自分だったりして苦笑いする。

 このようにして日々面白いチャートの形が出来上がるのである。

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