TNG S7-20 新たなる旅路

TNG S7-20 第172話


邦題:新たなる旅路


原題:Journey's End


あらすじ……ウェスリーが、アカデミーの休暇でエンタープライズ号に戻ってきた。しかしその表情はさえない。一方、ピカードは、植民星から住民を強制退去させる任務を命じられて、対応に苦慮していた。住民たちは、過去にも強制移住の経験を持った人々だったのだ。


コメント

この強制移住問題。

以前にもTNGで似たようなテーマがありました。

いわゆるイスラエルとガザ地区の話ですね。

アメリカ先住民の話にしてるけどねえ……


イスラエルのほうが悪いんだけど

あまりおおっぴらに批判が出来ないのが

アメリカの状況。

そこでSFとして表現する。

スタトレならではの手法です。


恒久的平和のために

犠牲になっていく弱い立場の人々。

その恒久的平和なんて

政治の流れでいかようにも変わってしまう。

得をするのはいつもTOPばかり……


このシリーズ見てると

視線の温かさや優しさを感じます。

だから人気があるんだろうね。


今回のエピソードは、表向きは

アメリカ先住民の話ですが

実際には、故郷を追われて

流浪の身になっているのは

彼らだけじゃあないんですよ。


それを考えると、連邦の横暴さは

アメリカなどの列強の横暴に通じるものがあるなあ。

ウエスリーは勇気がある。


こうしてウエスは艦隊をやめて

別の道を歩むことになったのでした。


なんだかんだ言って

ハッピーエンドになって

ほんとうによかった!


最期のウエスの微笑みは

未来への希望に満ちています。

自分の人生を切り拓いていくために生きていく。

そのためには、環境もまた

必要なんだと思った

今日のTNGでした。

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