第39話 感情をあらわにするリアン それにアルテイシア姫の翼
地面に落ちていた腕輪を拾い上げ
アルテシア姫はその腕輪をエイルに渡す。
「今度でいい」 慰めるように優しくエイルさんに微笑んで
「今回は急いでいたから、お土産を持って持ってこれなかったのよ
貴方のお気に入りの(たしか好物よね?) 白の国の果実のテイエルベリーのジャムとリュースの地方の湖で取れる淡水魚の小魚と海藻を届けるから
待っててね じゃあねエルトニア」
そして 耳元で、小さく「ごめんなさい」
エイルは微笑む
「僕は、二ヶ月前の雪花祭り、あの祭りの日、
命がけで 僕を 助けてくれた姫やみんなに感謝してるよ」
アル、アルテイシア姫に微笑みかけるエイル
「エイル」「気をつけて帰ってねアルテシア姫」
アルテシア姫はわん子さんに金色のブルーベリーの実を少し手渡す。
「足りる?」「大丈夫ですワン」
薄物の上着をずらして、
今度は首元で、留めていた服の両肩の肩部分を腕にずらし
背中があらわになる!
「わ、ワン!!」(アルテシア姫!通りで、突然なにを!)
その背に突然、光の球が生まれ
次の瞬間!光は翼の形に変化していた。
羽は白く、羽の下の方は黒やグレーの羽が
少しばかり色どりを添えるかごとく縁取られていた。
そおして、大空へと去っていったのだった。
「エイル」厳しい表情を見せるリアンさん
左手、強くエイルさんの手腕をつかみ、
「話がある! 宿屋で二人で話したい」エイルさんをひっぱり
そのまま 先程、食事の店兼宿屋に入り
「店主! 部屋を借りる」すごい勢いで、部屋に入った。
慌てて後を追いかけるアーシュさんこと子竜さん
が寸前で、大きな音をたて、扉が閉まる。
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