にゃんこ図鑑~猫を崇拝せよ~
アントロ
猫という生き方
皆さんはどんな生き方をしていますか?
どんな、と言われてもピンとこないと思います。
社会に貢献している。自由に生きている。いろんな生き方があると思いますが、時に生きづらさを抱える事があると思います。そんな時は、猫の生き方を学んでみましょう。
まずは猫の歴史から。知らない人も多いと思いますが、実は猫は平安時代から人間と共存してきた生き物です。猫は家や船のネズミを食べます。そこを人間に買われ、猫を飼い、ネズミ退治の生き物として共存してきたのです。
江戸時代頃になると、その愛くるしさから猫を飼う人間が多くなりました。
猫はなぜ可愛いのか。今回は三つ紹介します。
まずは仕草。猫特有の仕草は特殊で面白く、見ているとついつい可愛がりますよね。
もうこの時点で、私達人間は猫に囚われています。
偶然このポーズをしたら、撫でてくれた。猫はそれを覚えます。
そして撫でてほしい時、弱点であるお腹を出して敵意がない事を知らせたり、以前撫でてくれたポーズを繰り返したりします。
なので、可愛いからと言ってご飯を多くあげたりすると、大変な事になったりするので注意です。
次に鳴き声です。
皆さんは野良猫の声を聞いた事はありますか?
実は野良猫は家猫とは少し違った鳴き声を出します。家猫は可愛らしい甲高い声で「ニャー」と鳴きますが、野良猫はあまり可愛らしい声ではないのです。
(作者は野良猫の声も好きです)
これには理由があります。元は「ニャー」という鳴き声は子猫が母猫に甘える時に出す声なのです。なので大人になるとその声は出さなくなるのですが、人間に飼われるようになり、どう鳴いたら可愛がってくれるかを考え、その遺伝子を継いでいったから今の家猫は可愛らしい声で鳴くのです。
最後に見た目です。
猫は本当に愛らしい顔つきをしていますよね。実はこれを可愛らしいと思うのは人間の性なのです。人間は赤ちゃんの様な丸いフォルムを好みます。
そしてたまたま猫が丸いフォルムをしていた為、人間は猫を好むのです。子供好きな人は動物も好きなのではないでしょうか。
このように、猫は人間と共存する生き物の完全体なのです。
猫は覚えます。そしてそれを利用して人間を支配下に置いているのです。
皆さんも猫を見習ってみれば、きっと生きやすくなります。
一度褒められたなら、なぜ褒められたのかを考え、褒められるように動いてみましょう。
人間と接する為に、工夫してみましょう。
人間に愛される人材は、生まれ持った物だってありますが、作る事だってできるのです。
猫はそんな事を教えてくれます。
にゃんこ図鑑~猫を崇拝せよ~ アントロ @yanaseyanagi
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