第25話 アラサー主婦お化粧のリアル

 みなさん、お化粧はお好きでしょうか?私はびっくりするくらい自分のお化粧に興味がありません。メイク道具などを見てもときめかないですし、もちろん欲しいとも思いません。別にアンチでもなんでも無いのですが、お化粧は面倒事のうちの1つです。


しかし、私もメイク道具は持っています。眉毛を描く馬毛筆と3色パレット、ハイライト、アイシャドウはもちろん1つずつですが、持っています。そして、アイシャドウにいたっては色ごとに使う頻度と量が違うので、使い始めて丸5年経った今でもあまり減っていない色もあり、困っています。衛生面で新しいアイシャドウに変えたいのですが、減りが遅く捨てるのが勿体無いので気付けば丸5年経っていました。ハイライトとアイブロウは新参者で、購入から1年くらいです。


 そんな私ですが、新社会人となった頃は「社会人はブランド化粧品を使って身だしなみを整えている」という謎の憧れがありました。私は体調悪そうと誤解されることが多いほど肌の色がそこそこ白いのですが、学生時代のニキビ跡が目立ったり、毛穴の黒ずみがハッキリしてしまい悩んでいました。なので、「きちんとした有名ブランドの化粧下地とパウダーを使えば綺麗になれる」と思っていたのです。


化粧下地はデパートで店員さんと相談が1番良いのかもしれませんが、余計な物まで購入してしまいそうで、相談せずに自分チョイスで色々試していました。これだという物に出会えたのは良いのですが、面長下膨れの私は消費が速いです。物にもよりますが、小さめのボトルだと持って2ヶ月で下地は終わってしまいます。お化粧が好きな訳ではないので、必需品とは言え定期的に購入することにうんざりしていました。


下地を塗った後はパウダーを叩いて終わりです。そのパウダーは1年間で1万円程度でした。1年に1回限定の可愛いパッケージで販売されるもので、仕上がりも綺麗になるお気に入りのパウダーでした。


そんなある日、私は気づくのです。医療職で1日中マスク着だったのですが、「あれ?私こんなに高いお化粧品使っているのに、マスクで仕事している。見せ場はどこ?」と。関わる人を不愉快にさせないためにも見栄えが良くなる品を使っていた訳ですが、マスクを外すお昼休憩以外人に見られることは無く、自宅に戻ってクレンジングで落とすことが無性に悲しくなりました。


 その後数年間は何も良い案がないのでそのままなのですが、何かのどこかの動画がきっかけで、今の私の化粧に変わります。


私の今現在は、ベースメイクはニベアの白いパッケージのクリーム(1回2ミリくらい出せば足りる)とニベアの普通の日焼け止めで、パウダーは固形のベビーパウダーです。もうこれしか勝ちません。そして化粧落としは、ベビーオイルを使っています。


このお化粧にしてから、肌が荒れにくくなりました。肌質は強くないので、良い化粧下地を使っても吹き出物などは頻発していましたが、今はストレスが溜まらない限り、あまり荒れません。そして何よりもコスパが良いです。


 こんなに楽な方法を見つけてしまった訳ですが、お家時間が多い今はそれすらせずにすっぴんでいることが多いです。ただ、平日用事で外出する時は日焼け止めを塗っています。


フル装備をする時は夫がお休みの土曜日、日曜日だけです。急なお出かけにも対応できるのと、せっかくの休日なので少しくらいは見栄え良くしようかな、の気持ちでちょっぴり努力しています。お化粧は好きでなくても、自分を綺麗に整えることは忘れないようにしたいと思う、今日この頃です。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る