第3話
慎也はいくつか仮説を立てた。一人カラオケはどうだろうか。一人カラオケはボイストレーニングになる。コツなどない。ただただ、自分の好きな曲を大声で歌うだけだ。
問題は、会計のときと、入店時にはずかしい思いをすることだ。知り合いとかに出会いたくないとも思う。
部屋にさえ入れば、パラダイスだ。カラオケでは滑舌が悪いのを直すよい機会だ。
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