お話を伺って(虎の威を借る正覚坊さん)

「打てば響く」


 正覚坊さんとのお話の中で最も強く感じた印象です。

 ひとつ質問を投げかけると、回答に至るまでの背景を含めて理路整然と答えてくださるのが正覚坊さんでした。とはいえ、その口調は柔らかで、かつ、初々しさを感じさせる面も多くあって、思わず「萌え……」となってしまうインタビューでした。


 仏像ラブから毘沙門ラブに陥っただけではなく、愛が高じて仏教系の大学に進んでしまうハマり具合もあっぱれですよね。それに Q7 の回答で説明してくださった文体へのこだわりとその説明は、読み応えもあり学ぶ点も多くて、皆さんにもぜひもう一度目を通していただきたいと思います。


 それにしても、仏教流布に伴う毘沙門信仰と、異なる国での毘沙門伝説に基づいて小説を書こうという意欲と、それを可能にするこれまでの執筆活動の積み重ねに並々ならぬ才媛振りを見る思いです。それに加えて、近況ノートでときおり見せるはじけっぷりよ。つい、子の将来を楽しみにするお母さん気分になってしまいました。


 まだまだ毘沙門様のお話は続くようですので、『毗戦』ロスの心配は当分なさそうです。私としては日本で親子三人で祀られるようになる過程が、吉祥天と毘沙門様のイチャイチャを交えて書いてもらえるといいなと思っています笑


 これからも、『毗沙門戦記』楽しみにしています。興味深いお話をたくさん聞かせてくださった正覚坊さんに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!



(2023 年 11 月 24 日)

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