Q10 サブジ推しからの質問

Q10

『毗沙門戦記』で私が一番好きなキャラがサブジです笑 モブ夜叉だった彼はいつしか出世して、脇役になりました。「この子」扱いで、喋り方が可愛い!

「出発なされまシタかねぇ?」

「そろそろ追いつかれマスねぇ」

「はへぇ。名案デしゅぅ……」

(31.逃亡先に鬼あり)

 このサブジは、正覚坊さんの中ではどんなイメージなんでしょう? 小鬼みたいな感じなんでしょうか? あと、この喋り方の表記はどうやって決まったんでしょう?


A10

 サブジは、実は、「間に合わせ」で生まれたキャラクターなのです。初登場は、毘沙門天のお像を造る(No.16 〜 17)場面です。なにか、脇役として力量を発揮する夜叉が欲しいと思い、この子を誕生させました。結果として、于闐王の帰依を賜るきっかけとなり、倭国へと渡るきったけとなり、そのつどのキーパーソンとなるほど成長を遂げるとは思っていませんでしたが。私としても、サブジが必要不可欠な登場人物になるとは考えもしませんでした。しかしサブジは、とてもかわいいキャラです。喋り方といい行動といい、「the 新米」というイメージです。毘沙門天やそのほかの夜叉より小柄なイメージなのは間違いありません。小鬼ですね。が、このように、実はキーパーソンだからこそ、喋り方の表記にもこだわりました。サブジは、なにか才能を秘めた夜叉なのです。武神のように、武闘派な彼ではありませんが、要領がいいのだと思います。今後ともぜひとも活躍させたいと思い、自分自身の目印として、喋り方を独特な表記にした次第です。ちなみに、最終的なサブジの未来は明るく設定してございますよ。

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