お話を伺って(木下望太郎さん)

 いやぁ、濃い! 実に濃いお話を聞かせていただきました。

 私はとても楽しかったです。ほぼ文通している気分でした笑


 木下さんは、深く考えながらご自分の作品を書き進めているんだなと感じました。もちろん、書き手さんは皆さんそれぞれ考えながら書いているんだと理解していますが、木下さんのは思考に質量がある感じです。


 多分、木下さんは一の刺激に対して十通りの反応をするタイプの人だと想像します。ビリヤードのように、一つのボールが沢山のボールを弾いて広がるような感じです。それは繊細ということでもあるのですが、それを客観的に分析していらっしゃるご自分も居て、それが全部文章化されるような気がします。それを追っていくのが濃密な体験として認識されるのではないかと思います。


 木下さんが別サイトに掲載している二次創作モノは、割とノウハウ的なお話が多いのですが、このノウハウの説明が妙に上手なんですよ。これには木下さんの分析力が顕著に現れていると思っています。ソフトウェアのマニュアルを書く仕事に是非スカウトしたい笑


 次回は文学で BL だそうです。これも楽しみです。「そして僕らは殺意を抱く」もほのかに BL 色があるのですが、さり気なくリアルな男性の生理が織り込まれているのが女性が書くものとは違うなと思ったことを覚えています。そして、「空白の島と、ハザマダ ブンガク」にあるような叙情的な心の移ろいを見せてくれるに違いありません。


 木下さん、忙しい中、お時間をかけて真摯にお答えいただきありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。



(2023 年 7 月 7 日)





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