クラフターまた倒される

 なんと! DUOPvP大会が開催されるみたいです。もちろんスライムの討伐に苦戦した非力な私はちひろの応援にまわろうと思っていたのですが、鍛えてあげるから一生にでるわよ。と言われて巡りの森にやってきました。




「まずは装備をして扱えるスキルを理解するところからよ。この森のモンスターはスライムより弱いのも多いから安心して鍛えられるから安心していいわよ」


「スライムより弱いモンスター何て存在するはずないじゃないですか! それにさっきから変な企みを感じのですが、スパルタとかじゃないですよね?」


「ほらさっそくモンスターが現れたわよ。少し強いかもしれないけど当たって砕けろガンガン行くわよ」


「ちょ、ちょっとまってよー。私まだ何も分かってないですよーーー」




 さあ問題です! スライムより強くて大きな金槌を持っていて巨大なモンスターはなーんだ!




 正解は!




『特殊ネームド腐敗の再生巨人トロールの攻撃により戦闘不能になりました』


『死亡したことによりエピソードに転送されます。デスペナルティが適用されますのでご注意ください』




 特殊ネームド腐敗の再生巨人トロールさんでした! なんとこのモンスターかすり傷を与えてもすぐに再生してしまいます。ちひろがファイアーアロを使っても一瞬で再生されてしまい惨敗してしまいました。痛覚モードを0にしておいて良かったです。少しでもオンにしていたらきっと激痛で悲鳴をあげていたことでしょう。あの大きな金槌からぺっちゃんこにされた記憶が今でも蘇ってきます。




「ごめんね? 完全に想定外だった。多少強いくらいなら2人で力を合わせれば勝てると思ったけど甘い考えだったみたい。デスペナルティが解けるまで待ってから次は格下のエリアに行ってみましょう」


「謝らないでください。私が足手まといだっただけです。でもあの強いモンスターいつか倒してみたいですね! 早く強くなれるように頑張りたいです。あとデスペナルティが解けるまで生産してもいいですか? 少しでもスキルを上げたいので!」


「あんたそんなにポジティブだった? そんなにキラキラしてこっちを見ないでくれるかしら? そうね、私もあの小屋でゆっくり休むことにするわ」




 てことでやってきましたー 敗者2人の簡単生産口座のお時間です。




 前回はユニークパンと装備をたくさん作りましたが今回は殺風景な小屋の家具を作ろうと思います。ハンドメイド家具は現実世界じゃ作るのに数か月かかってしまいますが、ここはCAO素材を集めてボタンを押すだけで簡単に出来ちゃいます! 小屋に来るまでに木、綿、皮を集めてきたのでたくさん作りたいと思います。




『ただのソファーを製作しました』


『ただのベッドを製作しました』


『ただのテーブルを製作しました』


『ただのティーセットを製作しました』


『ただの玉座を製作しました』


『特定条件を果たしましたのでただの家具セットは特殊家具古代王の家具セットに変化しました』


『ピンポーン、匿名のプレイヤー様が古代王の家具セットを製作しました。これよりフィールドに古代王の挑戦ダンジョンの入り口が配置されます』

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