∞43【まずは『朝ごはん』から!】

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「できるじゃん、わたし!『無限』!!」

 

 エミルの寝顔を鑑賞したことで『心の疲労感』から回復したアゾロは、手の中の『鉄球』を見ながら声に出して叫んだ。

 この『出来ることを声に出して確認する』というのも、アゾロの本能的な行動である。


 今までアゾロは、自らの才能に従ってただ漠然と行動してきた。


 騎士である父親譲りの体術。

 特殊スキル《弾幕》、異能《汎状況観測》、異能《異言語翻訳》という天賦ギフト

 そして、《無限チュートリアル》という新しい異能を想像する感性センス


 それだけでも、アゾロは十分に『天才』足り得る才能と言えるだろう。


 しかし、アゾロのなかの天才は、自分自身が『ただの天才』の領域に留まることを良しとはしない。


『認識することから、すべては始まる』


 それがアゾロが手に入れた、新しい概念。


 気付きを得たことで、アゾロのなかにさらなる『天才ほんのう』が開花しようとしていた。


 そして、アゾロはいつものように声に出して確認した。強くなるために最も基本的、かつ必要なこと。


「まずは、『朝ごはん』から!」




…To Be Continued.

⇒Next Episode.

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