∞31【それが、決まり(ルール)だから】
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朝食を食べ終えたアゾロと、牛乳を飲み終えたエミルは、庭に出て地面に大きな『
「……服汚したり、破いたりしないでよっ」
昨日の洗濯物が入った
左右対称に
……しかし、この取り組みには『
「……お母さん! 『はっけよい!残った!』って言って!」
アゾロと見つめ合ったままでエミルが母に言った。
アゾロとエミルは何度も『お
「……なんで?」
相撲のルールを全く知らない母が、自分の顎に人差し指を当てながら不思議そうにエミルに訊ねる。この母は当然ながら、『
母は戸惑いながら二人に問いかけた。
「なんで、『はっけよい!残った!』って言うの?」
母の疑問に対して、アゾロとエミルの二人が声を揃えて応える。
「「それが、
いつもは、両者が『はっけよい!残った!』の声を掛け合うのだが、なんとなく今日は真剣勝負だ…と姉と弟のお互いが考えていた。
お相撲の真剣勝負には『行司役』が必要だろう。
えぇっ…と戸惑いながらも、母が行司役としてお相撲の
相撲のルールを全く知らないながらも二人の
そして右掌をすっ…と天高く上げると同時に、おっとりとした声で母は宣言した。
「……『はっけよい!』、『残った!』」
…To Be Continued.
⇒Next Episode.
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