∞ 森部誠一の述懐 其の三 ∞
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……『関西のおっさん』が口喧嘩で負けてるところをあまり見たことがない。
また、関西出身の人が
『他所へ行っても話し方を変える必要がないから』というのが、おそらくはその理由だろう。それほどまでに『関西弁』の持つ『パワー』は他の言語を圧倒している。
思うに、『関西弁』という言語はある意味最強であり『孤高のパワー』なのだとオレは思う。アメリカの人とかが討論に強い印象があるが、それはあくまでもその人個人の強さであって、英語という言語そのものが強い訳ではないだろう。
その点関西弁は『言葉そのもの』にものすごいパワーを感じる。おそらく口喧嘩で最強なのは『関西弁』だろう。
次いで『言葉の強さ』で言うと広島、福岡、愛知の言葉が横並びになっているイメージだが、それでも『関西弁』の強さは他に類を見ない。
……まあ、あくまでオレのイメージでは。
なんなら九州出身のオレからしたら広島や愛知まで含めて『関西商業圏』な気がする。
……あくまでオレ個人の勝手なイメージでは。
もし、それが事実であるとするならば、『パワーの大阪』・『歴史の京都』・『団結力の広島』・『トヨタの愛知』という西の四天王を相手に、『実は働いてる人は他県出身者が多いらしい福岡』は九州の玄関口を護る為にずっと一人で孤独な戦いを強いられてきたのではあるまいか?
……完全にオレ個人の勝手な妄想なんだけど。
………
それはともかく、『関西弁のおっさん』は世界のどこ行っても『口喧嘩無敗』な気がする。
関西弁の人が『口ごもる』なんてあり得ない。
なんなら『異世界』行っても平気なんじゃないかな? 関西弁のおっさんは……。
……よし決めた!!
オレがもし異世界に行くようなことがあれば、そこでは『関西弁』で喋ることにしよう!!
…To Be Continued.
⇒Next Episode.……?
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【…Ex.寝起きのアゾロ】
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「……ずっとなに言うとんねん、おっさん!!」
まだ夜も明けきらぬ早朝。
思わず『関西弁』でツッコミを入れながらアゾロは目覚めた。またこの夢……。これ前にも見た。
寝ていた布団から上体を起こしながら、アゾロは黙っていることができずに少し早口で独りごちる。
「あくまで、おっさんの
なぜかそれだけは言っておきたいアゾロは、額に浮かぶ冷や汗を寝間着の袖口で拭いながら自らの夢見の悪さを締め括り、もう一度ベッドに横になった。
なぜ、こんなにも自分が焦っているのかはアゾロ自身にも分からない。しかし、夢のおっさんはかつて大阪、福岡、広島、愛知の四県に居住し働いていたことを付け加えておいた方がいい気がする。
でも、
……“県”って、一体何やねん!!
…To Be Continued.
⇒Next Episode.
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※あくまで夢のおっさんの妄想です。
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