5/18 老けた星

「いやー!!お久しぶりです! 地球さんですよね!?」

「あ、ああ・・・ご無沙汰しております(・・・ヤバい誰だっけ・・・)」

「何年振りでしたっけ?数十億光年ぶりですかね? あはははは!!!」

「ははははは・・・・そうですねえ・・・・(どうしよう)」

「ほんとにねえ、お互い年取りましたよねえ・・・最近は何されてる感じですか?」

「・・・ああ、まあいろいろ、月と組んで、はい。地球の人間には相変わらず手を焼いています」

「あー!!聞いてます聞いてます。どっこもそうですよね。うちんとこもそうですよ。最初はめちゃくちゃ素直だったのにちょっと甘やかすと調子に乗るんですよね。で、生命力だけはめちゃくちゃ強いから、始末に負えないという」

「そうなんですよ。本当に飼い犬に手を噛まれるとはよく言ったもので(やったしばらく人間ネタで繋げる・・・)」

「ですよねえ! あの、神の概念は当然、もう試されてますよね?」

「ええ、月にも協力してもらっていろいろ神話やらおとぎ話やらを作ったりしてみました。最初はいいんですが、数千年も経つとさすがに気づくみたいです。その、矛盾に・・・」

「あ~、分かります分かります! やっぱりある程度の知能を保険にするとそうなってしまいますよねぇ」

「・・・あんまりバカすぎると楽しめない」

「ですよね~ただ愛でるならそれなりにかわいい生き物いっぱいいますからね。○○○○とか▲▲▽▽とか」

「▲▲▽▽私も好きです」

「あ! 地球さんそっち系ですか。大人しそうに見えて意外だなあ。いいですよね▲▲▽▽ あれだったら今度輸出してあげますよ」

「いいんですか!?」

「全然いいですよ。でも▲▲▽▽、スペース取るけど大丈夫ですか」

「それは・・・まあ、スペースは何とでもなるし。▲▲▽▽のかわいさには勝てませんよ」

「・・・地球さん今悪い事考えてません?」

「え?なんのことですかぁ(お前に関係ないだろさっさと寄越せ)」

「うふふふ、まあいいや。で、いつ送り込めばいいですか」

「掃除が完了次第、ご連絡したいですね。・・・念のためにご連絡先、もう一度よろしいですか。(よっしゃ連絡先ゲット! で、とりあえず今度は火災旋風でも起こしとくか)」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る