第7話 デート

私の名前は佐藤天杉。JK。この世にはレイワビーという虫が存在している。レイワビーに会ったら命は無い。そう言われてる。

しかし私はレイワビーに会ったことがない。なぜかと言うと、レイワビーを倒す殺虫隊がいるからだ。私たちは、レイワビーとは無縁で、平和に過ごせていた。しかし…


今日はリズニィランドに行くの。友達の芽衣とたかしと優斗と一緒に行く。楽しみだわ。

リズニィランドの入口集合のため、私は電車に乗る。確かに遠いが、スマホがあるため苦ではない。

私がスマホの画面を眺めていると、

「よう」

と後ろから聞きなれた声が聞こえた。

「優斗!?」

「偶然だなぁw電車で会うなんて!」

「本当ね…」

そこからは優斗と一緒に、リズニィランドまで行った。

しかし、芽衣たちは来なかった。

急用が出来たとかなんとか。絶対嘘ね…まあいいわ。楽しみましょう。

普通に楽しんでしまって夕方になった。

アトラクションを一通り回り、帰ろうとした時の事だった。

「天杉…俺…お前のこと好きなんだ…」

「え?なんかの冗談?」

私は全然冗談だとなんか思ってない。私はわかってない振りをしてるんだ。

「冗談なんかじゃねえよ…俺はお前のことをストーカーしてるから家もわかるし、いつどこに行ったか、いつ誰と話したかまで記憶してんだぜ?」

え…嘘…きも…

「付き合ってくれ!!!」

「っ…無理っ」

「え?俺はお前をこんなにも愛してるのに?なんで?え?どうしてなの?」

「ごめんなさい…貴方とは…付き合えないわ…」

「そっか…」

すごい気まずい雰囲気になってしまった…今日の楽しいことが台無しね…

「じゃあ…僕がいまからきみのコトヲコロシテモイイ?」

「え?」

「ダッテイッショウソバニイテホシイカラ」

優斗はレイワビーだった。

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