第3話 メンタルすらもよわよわな私

学校が始まって、まだ2週間しか経ってないのに、、、こんなカップルいるのおかしくない!?それとも私がおかしいだけ???


それだけで頭がいっぱいになり、気づいたら4限目の最後の方になっていた。


!?


そんな時前の席に座っている男女のやり取りに目がいってしまった。


『あ、あの二人!ルーズリーフを小さくちぎって、授業中だと言うのに愛のやり取りをしているだとぉぉおおおおお!?!?!?!?』


もしかして、私、、、馬鹿にされてる!?

私に彼氏が出来ない、、、リア充になれないからって言う、皮肉を込めた行動!?


そう!弱気のメンタルは弱すぎるのであった!


はぁ、、、ガチ鬱、、、もうすぐで昼休みだって言うのに、私は何を見せられてんだか


「じゃあ、次は隣の人とペアワークでもやってくれぇ〜」


先生がそう言った瞬間、ペアワークという口実を利用して、隣の席の琴葉に話しかける。


「琴葉、、、」


「ん?何?」


私と琴葉は限りなく小声でヒソヒソと話した。


「なんかさ、前の2人、、、」


「ん?前の2人がどうかしたの?」


琴葉は目を点にさせて、何も知らないという顔をする。

そんな私たちは前が気になって、ちらっと見たら、そこには、、、


「「うわぁぁぁぁあぁぁぁぁああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」


私と琴葉はあまりのものに、大声をあげてしまった。


「お前ら、どうした!?」


慌てた先生が、じゃっかん引き気味に聞いてきた。


そんなことよりやばい、


「弱気、、、前の2人私と私の彼氏よりラブラブだよ、、、」


琴葉も、何かを心に食らってしまったみたいだ。


なんで、そこまで来てるかと言うと、前の2人がルーズリーフでお互いの名前を書きあって、お互いの好きなところを書きあっていたからだ、、、


「あ、ははは空ってこんな青かったっけ、、、」


完全に琴葉が壊れてしまった。


そんな、私たちは、昼休みになった瞬間愚痴をこぼす。


「あれ、絶対黒歴史確定演出だよ!」


「今回に限っては、私ですらそう思う。」


「私だったら恥ずかしくて死んじゃうね!」


琴葉もいつもイチャイチャしてると思うけどな〜と思いつつも、裏では2人の幸せを願っている琴葉と弱気であった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る