【BL】俺たち男だし、兄弟だし
泣水恋
第1話 ショウとリョウジ
ある日、それは突然始まった。とても信じられないことが沢山起こった。起こってしまった。15歳、高校1年生になったばかりの僕に起こってしまった。
知らなかった、でも知るべきだったことが何かということもわかってしまった。
それは、人を愛するということ。人生にとってとても大切なこと。
そんなことが自分に起こってしまったのだ。
「ショウ、お母さんね、結婚するの」
春の朝、母は乱れた髪を掻きながら同じく乱れた髪の僕に言い放った。
「えっ」
「えって、それだけ?」
僕は寝ぼけていたのかもしれない。でも母のいつもの朝の乱れ髪を見た直後に聞くような言葉ではなかったから。
「ねえ、わたし結婚するのよ、しっかりして」
「ああ…うん」
母は元の父と僕が幼い頃に離婚をして独り身だった。僕は一人っ子。
洋服店を営んでいるだけあり、いつも上品なブラウスに身を包んでお化粧もキレイにしているような人。その朝の乱れ髪からは想像もつけないような変身ぶりを家の外では見せていた。だから、いつかこんな日がくるだろうとは思っていた。
「あの人とするのよ」
「あの人…」
「わかるでしょ、前に紹介した人」
「ああ、あのナイスミドル」
「ナイスミドルって、アハハ。変なこと言うのね」
その人は、中年だけど髪はしっかり整えていて、がっしりした体格にブラウンのジャケットがよく似合っている人だった。笑顔が素敵な割と男前風な人で、正にナイスミドルな人ではあったけど、まさか独身だったとは。
「あの人はね、奥さんを早くに亡くしているの」
親子だから以心伝心するのだろうか、聞きもしないのに、 聞きたいことに答えてくれた。
「同じ境遇なんだ」
「そう。同じなの」
「だから、意気投合したんだね」
「あと、もう一つ同じことがあるの」
「ふうん」
「あの人にも一人、息子がいるの」
「ええ、ああ」
状況が、まだよく飲み込めなかった。ということは、つまり
「あなたには、きょうだいができるの」
母は乱れ髪を整えつつ、朝の支度の方が優先的とばかりに吐き捨てるように言ってのけた。
「ひとつ年上の子」
「え」
「あなたにはお兄さんができるのよ」
「あ」
「その子はショウと同じ高校だって」
「・・・」
「良かったわ、ね」
いよいよ母の支度は切羽詰まっているらしく、またも重要なことを雑に言い切ってしまった。
「じゃあね、今度みんなで会うから」
「え」
「大丈夫?しっかりしてね」
「ちょっと…」
「私、急いでるの。今日は特に、ごめんね、またね」
「あの」
「気をつけてねー」
母はいつのまにか外向きの女の姿になって家を出て行ってしまった。でもそんなことよりも、今ある事態に僕は戸惑うばかりだった。整理しなくちゃ。
いつものトーストが固く感じてしまう中で、一回一回噛み締めながら、考えた。
母が再婚する、あのナイスミドルと。
そして、僕には兄ができる、1歳上の。
自分の心にあるものが、不安なのか期待なのかはわからない。僕に兄ができる。兄弟ができる。できるんだ。
硬いトーストは口から無くなっていた。噛み切れない心だけがそこに残っていた。
ひとまず学校に行く。
母と住むマンションは小高い丘の上にあり、朝の空気の中で下り坂を自転車で駆け下りる瞬間が僕は好きだ。
空の中から外界へ滑り降りるような感覚が得られて、とても気持ちが良い。この辺りで、深呼吸をして一日の始まりを感じるのが日課になっていた。
それにしても今日は申し訳ないくらいに青空がキレイだ。なぜ申し訳なく思ったのか、さっきのアレだろうか。これから今までとは違う日常が始まってしまうかもしれない。良いことなのだろうか、悪いことなのだろうか。
混乱してしまっている自分を少し恥じた。とりあえず深呼吸をした。
それにしても、新しい父は良いとして…
坂を下ったところで赤信号に捕まった時に、また改めて考えてしまった。
一人っ子の僕に生まれてはじめての兄ができる。考えてもいなかった。正直、不安しかないけど。信号が青になって、また思いついた。
そういえば、同じ学校だとも言っていた。つまり今日これから行くところに兄がいるんだ。
当たり前のことなのに、思いつかなかった。誰なのかはわからない、名字も名前もわからない。母に聞けばよかったのに。電話で…でも聞いたとしても顔もわからない。
今日は一日もやもやと過ごすんだろう。さっきの青空に申し訳ない気持ちがまた強くなってしまった。何故かはわからないけど。
僕が通っている学校は私立の男子校で全校生徒は500人くらい。学校のランクは中の上かな。私立らしくスポーツ推薦の生徒が多かったりもする。自分はずっと帰宅部。ここを選んだのは、なんとなく、としか言いようがない。さっきの丘からの下り坂があって良かったくらい。それくらいの薄い高校生活である。
授業中に教室の窓から見える2年生がいる校舎を眺めてみた。
まだ見ぬ未来の兄がそこにいるのだ、気になって仕方ないけど、誰かはわからない。だから勉強も手につかない。
「ショウ、今日はいつにも増してボーッとしてんな」
休み時間にいきなり失礼な声をかけてきたのは、同じクラスのミツルだ。
「なんだよ。別にしてないよ、いつも」
「なんかあったのか」
ミツルは失礼な事を言いながらも、たまに優しいモードを発動する。
「無いよ。別に」
「あっちの校舎をずっと見てたよな?」
よく観察しているな僕の事を。ミツルの席が僕の後ろだということもあるのだろう。
「見てないよ」
「まさか好きなヤツがあそこに…な、わけないよな」
「こ、ここは男子校だし、なんもないよ」
「わりいな」
変なムードになってしまった。ミツルとはこんなやりとりが今まで何回もあった。
ミツルは短髪で顔は南方系というか濃い顔の男子だ。いかにも野球部という感じの見た目。女の話もよくしていて、ほんとうに普通のヤツ。
「でもやっぱり、なんかあったんか?」
しばしの沈黙の後、更に食い下がってきた。何かあったといえばあったけど、家のことだし話す気にもならないな、そう考えている自分が少し悪くも思えてきた。
なので、今の心の内を正直に話してみた。
「あの、何かがあったといえばあったけど、今の所なにもないよ」
「はあ、そうか。じゃあ良かったな」
「うん」
「ヨシ」
ミツルの意外に素直な反応と笑みに僕も心が安らいだ。
昼休み、ミツルとその他クラスメイトとの食事を済ませた後に、少し冒険をしてみることにしてみた。2年生のいる校舎をうろついて「未来の兄」を探すという行為をする。
1学年だけの差とはいえ、年長の学年と自分の違いは大きい気がする。自分は部活をやっていないので、上級生とのつながりが一切ない、ということもある。
校舎の作りは同じだけれども、生徒の色が違って見えるような廊下を歩いてみた。この学校には身体の大きい男達が多い気がする。スポーツ推薦で入学してた生徒が多いからだろう。細っちい自分は歩いているだけで浮いているような気持ちにもなってきた。
「兄はどこだろう 未来の兄」と本来の目的意識を忘れずに強い気持ちで歩いてみたけれど、なんだか虚しくなってきた。どうしよう帰ろうかな。
「お、君は?下級生かな?」
きょろきょろし過ぎていたのか、前を通り過ぎた男に急に声をかけられてしまった。ほんとうに急だったので変な声が出ていたかもしれない。
「あ、はい1年です。」
「大丈夫?誰か探してる?」
「ええと」
とても「未来の兄を探しています」なんて言えない。ナメてんのかなんて言われてボコられるかもしれない。
「すみません、大丈夫です。もう教室に戻ります」
「探してるんだったら、もしオレが知ってるヤツだったら呼んでくるけど」
親切な人だ、こうしてる間にも優しい笑みを僕に向けてくるけど、名前がわからないとも言えない。
「大丈夫です。ありがとうございました」
「そうか。君…名前は何ていうの?」
「はあ、ショウと申します。」
男は間を置いて僕の顔を眺めて覗き込んできた。
「ショウくん、苗字は?」
なぜこの人にそんな事を聞かれるのかがわからなかったけど、ある事に気がついてしまった。僕の苗字は変わる。母が結婚して新しい父の苗字になるのだ、その苗字はわからないけれども。
「ええと、ヨシダです。」
心の中の戸惑いを見せないように答えた。
「ヨシダのショウくん」
「はい」
「きみ、なんか面白いよね」
「はあ?」
「フフ、可愛い」
いきなりの展開に僕はおそらく白目を向いていたに違いない。なぜ通りすがりの男にこんなことを言われるのだろうか。
「俺はキョウイチ。2年D組ね」
「キョウイチさん先輩、はい、よろしくお願いを、いたします」
彼のペースに乗せられたのか、また変なことを言ってしまった。キョウイチは大きな声で笑い声を上げていた、やっぱりキミは面白いね、と。
気がついたら早足で自分の教室に戻っていた。今日はおかしなことばかりだ。キョウイチ、あの人は何だったのだろう。髪は長めで目はギョロっとしている男だった.身体は妙に大きかった気がする。何処かの運動部員なのだろう。
でも、優しい人だった、悪い気はしなかった、ような気がする。「ような気がする」ということを自分に言い聞かせていた。
今の自分にとって、キョウイチのことなどどうでもいいからだ。ほんとうに。
帰宅部の1日は長い。
母はいつもの通りに家にはおらず、平日だけ来るヘルパーが作った夕食だけが僕の帰宅を迎えてくれた。こうやって一人で夕食を食べる日々がずっと続いている。もうこれは習慣になっているので何も思わない。
だけど、こんな生活はもしかしたら終わるのだろう。家族が2人から4人になるのだ。自分の生活が大きく変わる。どんな風になるのか想像はできるけど、それが実際になるとは考えられない。
母にその後の進捗を聞いてみようと、ひとまずメッセージを送ってみた。いつ帰ってきますかと。電話に出ることがあまりないので、いつもこうしているけど。今日は早く連絡が取りたい。
テレビを付けたまま、紙を丸めて画面に投げて当たって拾って。そんな無駄な時間を過ごしていた。そんな時に、玄関から物音がした。母が帰宅してきたのだ。
「ショウくん、帰ってたのね」という声に振り返ると、そこには母と新しい父、ナイスミドルもいた。「こんばんはショウくん」とクマのぬいぐるみのような無垢な笑顔でナイスミドルが僕のそばに来た。
「挨拶が遅れてごめんね。お母さんと結婚することになったオカダ・ノボルです。改めてよろしくおねがいシマス」と握手を求めてきた。母も横で見守っていたので、僕も握手に応じ挨拶をした。
この人が父親になるのか。全く実感はなかったけど、母の夫になることには不思議と違和感はなかった。そんなものなのだろうか。
そういえば聞いておく事があった。こんなことを本人を前にして聞くことではないかもしれないけど。
「あの、二人は籍を入れて…結婚するということは、僕の苗字は…」
「ああ、あのねショウ」母は少し気まずそうに言った。
「当面、籍は入れないの。あなたはヨシダ・ショウのままよ」
「え」
新父も付け足す。
「二人とも金銭的には自立しているし、独身の生活も長かったからね。籍を入れたりする必要は無いという結論になったんだ」
「でも、私達は愛し合ってるのよ。残りの人生はずっと一緒にいたいの」
大人の結論というやつなのだろう。まだ15歳の僕にはまだわからない世界だけど、とりあえずここはわかったふりをすることにした。
「二人が選んだならそれでいいと思う」
母と新父は向かい合って微笑んだ。
「賢い子だね。ショウくんは」
「私の子だもの」
相変わらずの母にホッとしたが、自分には大きな事案もあった。兄だ。兄のこと。
ふと思い出した。昼に2年の校舎で会ったあの男、キョウイチが僕の兄なのではないのかと。
そうだ、そうに違いない。未来の兄を探しに行って偶然に会った、それが兄弟になる者たちの運命なのかもしれない!
一人で盛り上がった僕は、思い切って聞いてみた。
「あの、兄、お兄さんには…」
「あ!忘れてたわ」
「もうちゃんと話したよ、わかってくれたからね」
「僕の兄の名前は…」
「え」
「キョウイチ…ですか?」
「え?」目の前の二人はキョトンとした顔になって見つめ合った。
「きょう・・いち?じゃないよ」
違ったのか、恥ずかしいことこの上無い!どうしよう。
「ちゃんと紹介するね。もうすぐここに来るよ、たぶん」
「部活で遅れているのよね。この家の場所わかるのかしら」
「電話してみるかな」
ああそうだった。いつか4人で会う日というのが今日なのだろう。
「来たよ」新父と母の後に付いて、僕も玄関に向かってみた。「はやる気持ち」があったのかもしれうない。
すると、大きな物体が僕の目の前に現れた。
物体というか生き物だけど、靴を脱ごうとしているのに、うまくいかずに、もがいている生き物だった。
大きく息をつきながら「ヤバい」と言いつつ笑っていたと思ったら、その物体はバランスを崩して、僕の方に倒れ込んできてしまった。本能的に手を取り、体制を立て直してあげた。その男は、ずっと僕を見続けていた。動けなくなった。なんだろうこの人は。一瞬だけれども彼から強い光が放たれているようにも感じた。
「アハハ、こりゃ参った」新父が笑いつつ話を続けた。
「紹介しよう。これが息子、リョウジだ」
リョウジ、リョウジ、僕の兄なんだこの人が。その物体が正常な状態になると、自分よりも10センチ以上高そうな身長の割には小さな顔に主張の通る目を持ち、それが僕を見つめていた。
「リョウジの弟になる、ショウくんだよ」
「ショウをよろしくね、リョウジくん」
リョウジは明らかに今までの人生ではそばにいないタイプだと思った。明らかに他の男達とは違うバランスの取れた顔に、豊かな表情、素直に思ったことを打ち消したいと思った。それはカッコいい人だなということ。男にこんなことを思うだなんて。
両親は僕たちの様子を見守っていた。仕方ない。新しい兄弟の初対面の場面なんだ。僕はどうしていいのかわからない。声をかけていいのだろうか、と思った瞬間、リョウジが手を差し伸べてきた。ひとまず自分も手を出し握ると、男は大きく呼吸した後に僕に言った。
「おとうと!オレのおとうと!アハハハ」
素っ頓狂な事を言いつつも満面の笑みだった。そして僕の目をじっと見ていた。
長い時間なのかはわからないけど、2人だけの間に流れるものがそこにあるような気がしてきた。
これがきょうだいというものなのだろうか。わからない。
「オレは、リョウジ。オカダ ・リョウジ」
「よろしくお願いします」
先を越されないように僕はそう言った。まだリョウジの手が握られていたままだった。
「おとうと…おと」と、何度も呟いている。
秒が進むごとにその力が強くなってきたような気がした。その力に戸惑いを覚えていたからかもしれない。どこかがおかしい。熱い何かが彼の手から僕の心臓まで伝わってくるようだった。リョウジの目から僕の目までも一筋の光が通っているような感覚。僕はその感覚に喜びも感じてしまっていることに気がついた。
「二人とも、仲良くやれそうね」
母の声で我に帰った。リョウジの手は離されていたが、僕の顔を見たままのようだった。僕は視線を外した。怖くなったからだ。
「この分だと、大丈夫そうだな」
「そうね、そろそろあの件を2人に話さないと」
あの件、とても嫌な予感がしてしまったが、僕はリョウジのことばかり考えていた。僕に兄ができた。そして自分は、もしかしたらその兄に惹かれてしまったのかもしれない。どうしたらいいのかよくわからない。
ただ、秘めた方がいいことが出来てしまったことは確かだ。
テーブルを新しい一家が囲む中で、両親が明かした「あの件」は衝撃的なものだった。
二人は共に事業を起こし、それはアメリカでも展開をするという。
母の洋服店を拡張して新父の営む広告代理店が出資をして、運営にも関わる。しばらくは2人でアメリカで過ごし、もしかしたら当面は日本には帰ってこられないかもしれない。
そして、新父の家の賃貸住宅は解約し、僕が住む、母が買った分譲マンションに移り住む。新父は母とアメリカに行くのでリョウジだけということになる。
その間マンションに2つだけある部屋の内の一つは父と母の荷物置き場になる。
つまり僕とリョウジで2人でこの家に暮らすことになるのだ。なんたる衝撃。
しかし、このマンションに部屋は2つしかない。
「あのーリョウジさんはこの家の何処の部屋に」と聞いてみた。
「あなたの部屋よ。そこしかないじゃない」
「ええ?」
「あなたの部屋、広いわよね。今だって持てあましてるじゃない。もう1つベッドと机は置けるでしょ」
「そんなあ」
「兄弟なのよ。同じ部屋でもなんとかなるでしょ」
新父が頭を下げつつ話す。
「いやあショウくんには申し訳ない。もしイヤだったらリョウジには別のマンションを借りたりしてもいいんだけど。なあリョウジ、お前はどうだい」
「…」
しばらく腕を組んで黙りこくった後に、リョウジは席を立って僕の前に立った。
「オレと一緒に住もう。な、ショウくん」
意外な答えだった。
「な、な。」
と言いながら僕に近寄ってきた。
「せっかくオレに初めての弟が出来たんだ。今までオヤジ以外の人と暮らしことはないから、うまくいくかはわかんないけど」
そしてさらに僕の両肩に手を乗せて
「オレたち、きょうだいなんだからさ、一緒に住もうっていうか…住みたい!ふたりで住もう!」
「…。」
さすがに混乱してきた。どうしてこの人は初対面の自分にこんな事を言うのだろう。わからないけど、僕を見つめる彼のその瞳には勝てない気がした。何かが僕達をつないでいるような気がまた、してしまった。
「わかりました」
僕は負けてしまった、とは思わない、勝ったんだと思う。僕は今は喜びと不安の中にいるが、それらを打ち消すものが生まれた事を感じてしまった。
いずれにしても僕たちは兄弟になるんだ。まだ籍は兄弟ではないけれども、そんなことはどうでも良くなった。
「たぶん俺たち上手くいくと思うよ」とリョウジは父と母に呼びかけた。
「そうね。なんとなく大丈夫な気がするわ」「だな」
2人とも何故か上機嫌だった。
僕の気持ちはグチャグチャだけれど、透き通ってもいた。
あの瞳、あの手の感触、2人の中に通じ合っていたような何か。何かはよくわからない。惹かれているのかもしれないけど、そんな事はないし、あってはならない。初対面の人間に、そして兄弟になる人に。今のこの抑制の心は正しいものなのだろう。
しかしリョウジは何を考えているのか。他人の本当の気持ちはわからない、という当たり前のことを改めて思い知らされた、そんな日だった。僕には新しく父と兄ができた。そして兄と2人で同じ部屋に住む。
それだけのことなんだ、大したことではない。そう言い聞かせていた。
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