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店員「では、注文を繰り返させていただきます。」


店員は、その後、一つ深く息を吸い込むと矢継ぎ早に次のように強盗に言った。


店員「『金を出せ!』が一つ、『お前、俺をからかってんのか?』が一つ、『死にたいのか、てめえ!』が一つ、『こいつが目に入らねえのか?』が一つ、『お前、命がおしくないのか?』が一つ、『さっさと金を出しやがれ!!』が一つ。以上で宜しいですね?」


強盗「何だと…?」


店員が、強盗に開いて見せた店の【通常】メニューには、さっき強盗が言った言葉が全て何かの料理名の「この店での名前」として載っていた。


強盗が、あっけに取られていると、店員は一つの皿をその強盗の前に置いて言った。



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