げてものレストラン

三十冊 綴

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ある日、私はSNSで話題の知る人ぞ知る食堂に行ってみることにした。


そこで、ある言葉を言うと何か起こるらしい。


私は、思い切ってドアを開けると、その言葉を言ってみることにした。


♪カランコロン


店員「いらっしゃいませ」


私「死んでください」


店員「えっ、また…」


私「『また』ってどういう事ですか?」


店員「あんた、まさか、知らないで来たのか?」


私「そうですけど…」


店員「誰か噂でも流してやがるのかな?いつもはさっぱり客が来ない店なのに…。今日は、朝からもう20人以上が同じ事を言いに来やがった。あのね、お客さん…『死んで』っていうのは、この店の裏メニューで常連さんでも、ごく一部の人しか知らないはずなのよ。誰がバラしたんだ?」


私「…」


店員「そうだ。アンタは、誰にこの事を聞いてきたんだい?」


私「私は、ただ流行りのSNSで見て…」


店員「最近そういうの多いらしいね。俺には、さっぱりわからないけど…」


二人が、そんな言い争いをしていた時、一人のゴツい体格の強面の男が店に入ってきた。


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