02 見えてる地雷
役職はパートの仕事管理という
俺が
挨拶くらいはまあいい。業務と関係ないし。
いまどき人間関係重視とか言い出せば、
体育会系の
同じ会社の従業員であろうと、
ストレスにならない程度の
適度な距離感は大事だ。
年始にいきなり社長の
課長という肩書きなので不満があるらしい。
とは、偉大なる先輩、丸井くんの
課長という役職を与えられた俺には、
しかし面倒なので誤解を解く気もない。
業務全体の仕事の流れを
その仕事はなんとも効率が悪くミスが多い。
「これ、修正
「あぁ? なんで?
パートに言っといたのに…。」
しゃべるので聞き取りづらい。
ほかの従業員は
「いま言っている修正指示に、
パートさんは関係ありません。
僕は管理者の
よろしくお願いします。」
「チッ!」
ぼそぼそした返事の代わりに、
よく聞こえる舌打ちをいただく。
その
パートに
彼には自身の認識の
勤務態度を改めて貰うのが
同じことは何度でも言葉を変え、
相手に理解されるまで
指摘して修正したはずの在庫の数字は、
修正前に戻る
俺の残業の主な
社長は彼の
俺に押し付けたのではなかろうか…。
10年勤務していてあの様子では
馬鹿な俺でも気軽に
採用した人事が悪い。
つまり専務か、社長になるが――、
現在の責任者は俺なので
春が近づき会社が
俺は
それでも通常業務時間は6時間と短いので、
比べるまでもない
悪徳企業に
在庫の確認という
入荷と注文・発送の状況から、
数値のおかしな点はすべて
評価させる仕組みをしれっと導入した。
こうした効率化は得意だが、
説明すると仕事が増やされるので、
誰にも広めないのが労働のコツである。
たとえ
必要以上の
特にパートの中には、同世代で主婦もいる。
業務を管理する
自分で自分の首を
◆ 03 専務の椅子 につづく
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