魔力量多すぎて手がつけられない
翔吉
未来
特魔本部、独立大隊一番隊隊長、
彼は最年少で隊に入隊し隊長を務めている。
「翔なにしてるの?」
「特に何もしてないよ」
翔は繭にはシラを切り内心では色々と考えていた。
今日は大隊の小隊長が集まる会議がある。
時間になり翔は会議室に向かった。
「お待たせしました」
翔は無表情で会議室に入っていく。
「二葉隊長遅すぎては無いか。君はいつも……」「まーその辺で」
二番隊の小隊長がいつものように翔を批判するし、四番隊長が仲裁する。
「みんな集まっているな」
大隊長の
「それでは独立大隊の会議を始めたいと思います。今回の司会進行は、私四番隊が務めます」
と四番隊長が挨拶する。
議題は現在特魔本部、支部が抱えている事件や警戒などだった。
「次に隊員の異動についてです。二番隊から一番隊の志波繭隊員が上がっています。他に……」
司会進行している、四番隊長が上がって来ている異動希望又は引き抜き希望の隊員を読み上げていく。
「バン」「ドゴン」
翔は椅子から飛び上がり二番隊長の方に瞬時に移動し隊長を殴り飛ばした。二番隊長は壁に激突して倒れた。
「舐めてるのか、アーン」
翔は完全にキレていて圧もダダ漏れであった。魔力量が尋常ではない翔は他の小隊長より遥かに強かった。
「二葉隊長落ち着いてください」
四番隊長が静止しようとするが翔はお構いなしに二番隊長を追跡しようとする。
「アイスウォール」
白上大隊長が二番隊長の前に氷の壁を作り翔を静止した。
「誰でもいい志波隊員を呼んで来い」
白上は戦闘体制に入り大声で叫ぶのだった。
「わ、分かりました」
八番隊長が会議室を飛び出して行った。
「悪いが残っている隊長は時間稼ぎを手伝ってくれ。くれぐれも取り押さえようなとするなよ。油断、手加減もするなよ」
白上は残った十七の小隊長に言う。
大隊は二十の小隊が束なっていている。
翔は繭の為なら何でもする男であった。
時は遡り五歳。
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