刺客編1
七月初旬、日本のある一室で怪しげな四人組が座っていた。
「これよりFについて話をする」
と一人のリーダー男性が話をした。
内容は国立関東特魔学園の四年のFという学生だった。名前は伝えられて居ないがFの写真と周囲の人物の写真を見せられた。Fの人物は二葉翔、リーダー男性しか名前を知らなくて上から口外するなと言われている。
「こいつをやるんですね!」
と若いチャラ男が言う
「あー、でも厄介だ。以前も遂行しようとして邪魔が入った」
とリーダー男が言い以前遂行しようとして日本の特殊魔法部隊に阻止された事を話す。
「へーそこまで厄介なんですか?」
チャラ男はチャラく聞く。
「あー厄介だ。日本は優秀な魔法師と情報を持っているみたいだからな。Fは将来有望されていて我が国の脅威になる」
とリーダー男が強く言う。
「そーなんすね。ならやっちゃいましょう」
とチャラ男はふーんと言う。
「あのなーそんな簡単な話じゃないから俺達が呼ばれたんだぞ」
ともう一人の男性が声を挟んでくる。
この四人チームは国の中で優秀な暗殺チームで過去に何件も暗殺任務を遂行して確実に仕留めていた。
「以前任務に来たやつは弱かったってことっしょ」
とチャラ男が笑う。
「日本は舐めてはいけない」
リーダー男はチャラ男に注意する。日本は世界で上位の魔法先進国でアメリカ、ロシア、中国、日本、イタリア、イギリスと並ぶ上位の国だと話す。
「今の特魔代表でしたか?優秀なんですよね?」
と一人の男性が話す。
「あーそうだ。我が国はこれ以上日本の力が上がらないようにしなくてはいけない」
とリーダー男が言い危機感を植え付ける。
「今回はまず学園に侵入しFと接触し、暗殺する。Fは三級の資格を持っていてこの女も持っている」
とリーダー男がもう一人の女の子の写真に指を刺す。繭の写真だ。
「マジですか?」
とチャラ男以外の二人の男性が驚く。
「あーこの二人が学生の中で一番の高ランクの資格を持っていて危険だ」
とリーダー男が言う。
「この女も始末しますか?」
と一人の男性が言う。
「上からは出来ればしたいと言っているが、上は四人で二人の始末はキツイと判断してFを優先した」
とリーダー男が話す。
「そこまでなんですね!」
と一人の男性が言い今回の任務の難易度を考える。
「あー日本も刺客に警戒していて以前の失敗でより警戒している。本来なら俺達で二人を始末できるが確実にとの事だ!」
とリーダー男が言い作戦を伝える。
一人は日本にバレた時の揺動で、もう一人は学園の教師の対応、もう一人は関東特魔学園の一級魔法師の郷田の対応、最後の一人で翔を始末する事になる。決行はFと郷田が魔法の練習をする時で、郷田を離し一人になった所をやるとの事だった。
情報によるとFと郷田は二人で魔法の練習を放課後誰も居ない訓練場でやっているとある。
「少数精鋭なのは以前十人で行動して潰されてたからだ」
とリーダー男が付け加える。
「了解っす」
とチャラ男が言い。
リーダー男が郷田の相手をして、チャラ男がFの相手、他二人が教師とバレた時の相手をする事になった。
四人とも一級魔法師で国にとっても貴重な戦略で、世界平均魔法師は三級、四級がほとんどで四人で人チームは異常な戦略なのだ。
暗殺チームの国は先進国上位の国のものだった。
七月中旬、決行当日。四人は昼頃学園に侵入し誰にも気づかれなかった。魔法を使用したら魔道具でバレるかもしれないが魔法を使わず学園に入った。
「今のところは問題ないな」
と四人に確認をとり今の内に、暗殺チームの二人の男性の内一人は外に待機して、もう一人は職員室の近くの茂みにに隠れて、リーダー男とチャラ男は練習場に移動した。
「それじゃー郷田先生のところに行ってくるね」
翔は教室で繭に郷田先生と魔法の練習してくると言い練習場に向う。
「頑張ってね。私も練習行ってくる」
と繭は言い手を振って見送る。
翔は学園唯一の一級魔法師の郷田と練習場で魔法の訓練をしていて、繭と智花は昴と魔法の訓練をしている。
練習場は魔館の一角にあり広さは学園一で等間隔に練習場があり、各先生が優秀な生徒を個別に指導している。もちろん指導していない先生や指導日ではない先生は放課後は職員室に待機をしていて、緊急時対応出来るようにしている。放課後は校内以外なら魔法の使用が許可が下りていて、一年生も属性魔法の授業を受けていれば使用できる。もちろん人には向けては行けないが。学園外の広いスペースや魔館の射的場などでやっている。
翔は魔館に入り郷田と練習場に向かう。等間隔の練習場は先生一人一人管理を任されていて、部活な感じだと思ってくれればいい。射程場や広いスペースは公園見たいで誰もが使えるところだ。
「郷田先生今日は何しましょうか?」
と翔は郷田に歩きながら聞く。
「うむ。今日は一連の魔法を制限時間内に素早く発動する事をやろう」
と郷田が課題を出す。
練習場に到着して、翔が魔法の展開速度の上げ方魔法のイメージをして準備をして、郷田はタイマーと的を準備しようと距離を取ると
「ファイヤーチェイン」
と火の槍が無数に郷田のところに飛んできた。
「ムッ」
郷田が瞬時に防壁を展開して受け止める。
「郷田先生!」
翔は郷田先生が火の槍が無数に当たっている事に驚き叫ぶ。
「ハッハ余裕だな!」
とチャラ男が翔の前に立ち魔法を使う。
「死ね。サンダーランス」
とチャラ男が珍しい雷属性の四級魔法を使う。基本五属性しか知られていないが他にも属性があり、資格ごとに閲覧できる魔法もある。この事は高学年で勉強をする。
「うぁ」
翔は間一髪避ける。雷属性は防壁を貫通する為翔は勘で防壁を張らなかった。
「避けるか」「あのバカ」
とチャラ男が言い、リーダー男が不意打ちをしなかった事に呟く。
「何やつ。アースランス」
と郷田が牽制する。
「それで答える奴いると思うんか爺さん」
とリーダー男が郷田に言いアースランスを難なく避ける。
チャラ男はサンダーランスを無詠唱で連続で放っていて翔は身体強化を使って避けでいる。
「俺はまだ五十五だ!」
と郷田が爺さんでは無いと否定しアースチェインを使う。側から見たら爺さんでもあっている。
「ムッ、ウォーターウォール」
とリーダー男が水の壁を作り防御すると郷田が身体強化を使って、リーダー男に接近戦を仕掛ける。
翔はチャラ男と距離を取り考える。
郷田先生はもう一人の人と乱戦してるから応援呼べないし、応援読んでもこの二人に勝てるかな?と思う。翔も郷田も二人が強い事は分かっていてどうしようか迷う。応援呼んでも来る先生は二級三級の先生しかいなくて、下手したら四級の先生が来てしまい足手纏いと言う事に。
学園内の先生の中で一番強いのが郷田で、その次が昴と翔が考えていると
「余裕だな」
とチャラ男が翔が何か考えている事に気づき、空いた好きで大技を使って来る。
「サンダーチェイン」
雷の二級魔法で他の魔法より強力だ。雷の雨が降ってくる。防壁は貫通するのが厄介だ。防ぐには土属性が一番相性いいが、翔は火属性以外無詠唱で使えるが土属性は、他の無詠唱の属性より少し発動速度がかかり、間に合わなかった。
「うぁー」
翔は身体強化を使い回避を試みるが何発か体に当たってしまうのだった。
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