初恋日記
@likuru
第1話 今言えること
20歳
まだ恋をしたことがない
焦る気持ちが募る
誰かの彼女になって
誰かに愛されて
誰かと笑い合いたい
運命の相手は身近にいるっていうけど
私には当てはまらなかった
本当に
私は恋愛に遠い存在だった
私の中に存在する
一本の自立した芯は
常に恋愛の邪魔になった
でも君だけは
この真っ直ぐな芯を
初めて認めてくれた
恋に程遠い私が
君に出会うことができたのは
今までたくさんのことに
真剣に向き合ってきたことの
ご褒美だと思う
今この文章を書いている私は
この初恋の行方を知っている
ただ一つだけ言えるのは
初恋が君でよかったということ
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