異世界ガイドブック

お金は大事だよ

　・流通している貨幣について

　共通貨幣として小鉄貨、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨の6種類を覚えておけばOKです。

　国よっては国の名を冠する専用の貨幣を使用する必要があるので両替を利用してください。

　共通貨幣の単位はメルクです。硬貨の製造アヤフローラ教国が管理・発行を行っております。偽造防止効果が非常に高く信頼のある共通貨幣です。

小鉄貨１枚1メルク、

鉄貨１枚10メルク、

銅貨1枚100メルク、

銀貨1枚1000メルク、

金貨1枚10000メルク

大金貨1枚100000メルクです。

　金銭感覚としては

小鉄貨が1円、

鉄貨が10円、

銅貨が100円、

銀貨が1000円、

金貨が10000円、

大金貨が10万円程度の感覚でいいかと思います。

　大金貨は商人が取引に使う特別な貨幣なので実質金貨までが使用する貨幣です。

　更に国と国が大きな金銭の取引をする場合、聖魔大金貨と呼ばれる特殊な金貨を使います。

　普通はお目にかかれないもので、１枚あたり10億メルクの価値として取引するのが世界の共通認識です。聖魔大金貨には「聖光属性」の魔力と「闇黒属性」の魔力が同量封じられており、通常であれば反発する２つの力が溶け合う異様な状態となっています。その特殊性により誰も製造が出来きず、偽装もできないことから信用度、希少価値、がとても高くなっています。枚数が確認されている物で659枚しかなく、国家以外ではコレクションとして所持している貴族が数人しかいません。

　銀貨は良く使うので少々多目に持っておくと便利です。

　お金の代金を言うとき行商人たちは主に単位のメルクを使うのが多く、一般の人や他の種族は硬貨の枚数で言うのが多いです。

　メルクレシアには「鉄拾い」と言う言葉があります。小鉄貨や鉄貨は価値が低いため道に落ちていても一般人は拾いたがりません。お金に困っている人はそれを手にします。転じて貧乏人や卑しい人の隠語になっているので気を付けましょう。

　お金の代わりとなり世界共通価値で取引される物の1つに魔石があります。

　小指の爪程度の小さな魔石でも金貨１0枚相当 （100000メルク相当）になり

　握り拳程度の塊の大きさでもとても希少なのでで金貨500枚は超えてしまいます。

　両手で抱える程の大きさのものがあったとするならば、商会レベルでも買取出来ないかもしれません。

　国が買い取ることになるかもしれませんが、以前ドボックス帝国がとある勇者から買い取ったとされる人の顔が隠れるぐらいの大きさの魔石で金貨200000枚 （20億メルク）だったと噂されています。