こんなにもラブコメなのは俺のせいじゃない。
Monday tuesday
第一話いつも通りに。
4月の初め、俺は朝っぱらから足を棒にしてつったっている。とうに足は限界を迎えている。正直つらい。近くの窓ガラスに目をやる、緑やピンクの桜が見える。品種はわからない、俺にその知識はないからな。そろそろ解放されそうな雰囲気が見えてきた、やっとだやっと校長の無駄話から解放される。しかしもう少し時間を要するようである。高校生活というと、きらきら、ぴかぴかの青春のイメージが強いだろう。だが実際は、違う。少なくとも俺の場合は違った。言い表すなら、やみやみ、くらくらである。当然のことだが、やみやみとは、ヤミーヤミーではない。闇闇である。そして、暗暗である。この緩急のない生活を受け入れ始めている自分がいる。仕方ないだろう。一年間機転となるようなイベントは発生しなかったのだから。後の二年間もどうせ同じ道をたどるのである。ということで最後に俺の好きな漫画の真似をして終わろうと思う。
俺は、高校生ぼっち 平塚睦 ただの学生さ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます