光と幸福のロマネスク

秋桜ミオ

プロローグ

かつて愛し合った妖精と人間がいた。


その2人の間には金色と銀色を宿した双子が生まれた。


それはさながら太陽のように皆を導き、月のように闇を照らす光のようで…。


2人の存在は国を幸福で満たしてくれた。


妖精と人間の血を引く2人は異質な存在だったが、それでも確かに愛されていた。


「この子達はどんな国を創るだろうか」


「この子達がこの国を導く光と幸福になりますように」

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