現実にラブコメはあるのか~いや俺にはなかった

トシゴロー

現実は基本、虚しい

 小説や漫画で青春系のものを見たとき、現実はなんて報われないんだと思ったことはないだうか。ラブコメものの鉄板である女幼なじみを現実に持っているものはどれ位いるのだろうか?。おれ、金子建志は無論持ってない。そしてツンデレ系クラスメイト

 言うまでもなくおれのクラスにはいない。基本気の強い女子達だ。

 漫画や小説のような強い属性を持ってなくてもかわいい女子はいる。



 だが考えたことはないか。漫画や小説(いちいちめんどくさいから今は、漫画について話そう)においては主人公との関わりを持たせるためかわいい子達

 はフリーの子が多いだろうが、現実では美女や美少女に近いほど大抵の場合は彼氏もちだ。(泣)

 現実では誰しもが主人公だからこそ攻めなければ落とすことはできない、ヘタレは現実では大きなデバフになる。



 攻めたところで良くて友人止まりになることが多いのではないか。攻めすぎてもめんどくさがられて関係が停滞することもあるからだ。




 現実は漫画と違い恋愛とは高度な技術が必要とされている。




 また運動部であるならば遊ぶ時間が限られる。平日は部活、休日もどちらかは部活と時間は有限にも関わらず予定は埋められていく。もちろん休みは生徒の一存では決めることはできない。



 そしてもう一つの要因である住んでるところが程よく田舎であることだ。街へ遊ぶためには田舎であるため交通費がそれなりにかかる。さすがに親には迷惑をかけれない。



 確かにラブコメにおいては漫画のほうが楽しめいるであろう。このままだったら現実はただ悲しいことになる。が、現実のほうが同性どうしの仲間意識は強くなっているのではないか。主人公が多いからこそチャンスを逃したカノジョを持っていない男が必然的に多くなり、同士が増えるのではないか。結果的に話す話題が増え男の友情は深まり、暑苦しい集団がこうして増えるのだろう。( 笑 )




 主人公である建志はこんなことを考えながら漫画を閉ざす。




これは虚しい現実のなかからも楽しみを捜しながらも彼女をつくろうと努力(ほぼしない)する話である。

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